豪州不動産事情/2017年3月の不動産の見通し

不動産のプロに聞く 豪州不動産事情

第57回
今月の不動産の見通し

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エリア別戸建ての平均賃料
エリア別ユニットの平均賃料
エリア別ユニットの平均賃料

2016年の賃貸市場の動きは、シドニーでは、戸建てとユニット共に約2パーセントの賃料上昇となりました。そして、平均賃料の面でもシドニーは他都市を大きく上回る結果となっています。

新規開発や投資市場が活発なメルボルンだと、ユニットの賃料が下半期は落ち着いていたものの、年間を通しては2.7パーセントの賃料上昇が見られました。その反面、ブリスベンとアデレードでは戸建てとユニットともこの1年では変動がありませんでした。

また、賃料下落の動きが見られた都市は、パースとダーウィンでした。パースの場合は、昨年は賃料が大きく下落しており、戸建てだと7年連続の賃料下落となっています。ダーウィンは、上半期に賃料の下落があったものの下半期は安定し、1年を通しては戸建てが3.5パーセント、ユニットが4.3パーセントの下落に留まりました。

賃貸市場の中で特に大きな動きを見せたのは、ホバートとキャンベラでした。ホバートでは、戸建ての週あたりの賃料が355ドルとなり過去最高値に達しました。ユニットも7.1パーセントの上昇となっています。特にキャンベラは賃料上昇の動きが顕著で、戸建てが7.5パーセント、ユニットが7.7パーセント上昇し、全8都市で一番の上昇率となりました。

続いて昨年末から1月の不動産売買に動きは、シドニーでは昨年末、112万3,991ドルを記録。次いでメルボルンが79万5,447ドルと、通常12月から1月は動きがない中でも価格が伸び、1月の動きは停滞していたものの、2月に入りまたオークション落札率も80パーセントを超え活発な動きを見せています。ただ、シドニー、メルボルン以外の都市ではマーケットの動きは鈍く、特にパースは価格が下がる傾向にあり、今後もシドニーとメルボルンは緩やかな上昇が続くと見込まれます。


豪州不動産事情

 

スターツ・インターナショナル・オーストラリア
取締役シドニー支店長
寺田環
NSW州不動産業者免許(フルライセンス)所持

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