豪州不動産事情/2017年12月の不動産の見通し

不動産のプロに聞く 豪州不動産事情

第66回
今月の不動産の見通し

今年も残すところ1カ月となりました。今月の不動産の見通しと併せ、今年の動きを振り返りたいと思います。

この数カ月でシドニー、メルボルンの不動産上場価格は停滞気味になりました。毎年、来年は価格が下がるだろうと予測されていましたが、今年は実際に価格の停滞、エリアによっては下落気味です。11月中旬のオークション落札レートは60パーセントと、この数年で例をみない低さでした。

今までは不動産物件数が足りず供給不足に不動産投資が活発でしたが、新築物件の完成も続々と迎え、物件数は増えてきました。郊外では依然供給不足が続いているエリアもあります。

このような状況から供給が増えたことにより、今までのようであればすぐに見つかるという状況ではなく、また競争となる物件も多いため、物件価格の見極め、エリアもよく検討することが求められるのではないでしょうか。

クリックすると別ウィンドウで拡大します

不動産物件が供給不足のエリアと件数
不動産物件が供給不足のエリアと件数

今後は各都市でも人気のあるエリアとそうでないエリアの二極化になることが予測されます。また、シドニー、メルボルン、ブリスベンでは大型開発案件のラッシュが続く予定なので、2018年も不動産価格は今までのような上昇はなく、停滞するのではと予想されています。

ただし、大幅な下落は見込んでおらず下がったとしても5パーセント前後と予測されます。特に海外からの投資家は銀行融資が難しく、また印紙税の増税などもあり、今までのような売り出しや同時に完売されていた時代には終止符が打たれました。

外国人は新築物件しか購入できないので同物件の売れ行きも良く、ローカルの人は中古物件を購入する傾向にありましたが、中古と新築物件の価格もあまり差がなくなってきています。そのため、新築物件でもローカルの人が購入する場合も増えてきています。

そんな中、また新たに日本の大手ディベロッパーがレンド・リースと共同プロジェクトをメルボルンで始めます。弊社では日本人向け販売代理店として今後この物件の販売に携わる予定です。


豪州不動産事情

 

スターツ・インターナショナル・オーストラリア
取締役シドニー支店長
寺田環
NSW州不動産業者免許(フルライセンス)所持

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る