豪州不動産事情/2018年4月の不動産の見通し

不動産のプロに聞く 豪州不動産事情

第70回
今月の不動産の見通し

2017年12月時点で、空室率の全国平均は2.5%となり、前年同時期から大きな変動はありませんでした。

シドニーの賃貸市場は、戸建てが1.9%、ユニットが4.8%の賃料上昇となりました。16年は戸建て、ユニット共に約2%の上昇でしたが、17年はユニットの賃料の上昇率が回復傾向にありました。シドニーの平均賃料は、引き続き他都市を大きく上回りました。

メルボルンでも、16年は戸建て、ユニット共に約2.5%の上昇でしたが、17年は戸建てが3.7%、ユニットが5.3%と共に16年を上回る上昇率でした。

■8都市の住宅平均賃料(2017年12月)

都市 戸建て ユニット
平均賃借料 前年比 平均賃借料 前年比
シドニー $550 1.9% $545 4.8%
メルボルン $425 3.7% $400 5.3%
ブリスベン $400 0.0% $370 -1.3%
アデレード $370 2.8% $295 1.7%
パース $350 -5.4% $300 0.0%
ホバート $395 12.9% $340 13.3%
ダーウィン $550 0.0% $415 5.7%
キャンベラ $540 8.0% $430 2.4%

(出典: APM)

ブリスベンの戸建ては過去4年変動がなく、ユニットはわずかな下落になりました。空室率は3.8%となり、全国平均を上回っています。

アデレードは、戸建て、ユニット共に緩やかな上昇に留まり、空室率の平均は1.5%でした。

パースは16年に戸建て、ユニット共に賃料が大きく下落しました。戸建てにおいては8年連続の下落となっていましたが、17年は約5%の下落に落ち着きました。16年に14.3%下落したユニットの賃料は、17年は横ばいでした。空室率も、主要都市の中では一番高く平均4.6%となってます。

ホバートの戸建て賃料は週395ドルとなり、過去最高値を更新し続けています。戸建て、ユニット共に13%前後の上昇となり、主要都市の中で一番高い上昇率となりました。一方、空室率は主要都市の中で一番低く、17年10月以降は過去最低の0.3%を記録しています。

ダーウィンは、17年9月に賃料の下落があったものの、1年を通して戸建ては横ばいとなり、ユニットは5.7%の下落に留まりました。

キャンベラは、戸建て、ユニット共に17年9月以降上昇傾向にあり、戸建ては8%の上昇でした。空室率の平均は16年12月の0.8%より高くなったものの、全国の中では低い1.3%となっています。


スターツ・インターナショナル・オーストラリア
取締役シドニー支店長
寺田環

NSW州不動産業者免許(フル・ライセンス)所持

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