豪州不動産事情/2019年8月現在の主要都市の不動産市場の状況

不動産のプロに聞く 豪州不動産事情

第87回
2019年8月現在の主要都市の不動産市場の状況

過去2年近くにわたり低迷していた不動産価格でしたが、今後の金利引き下げの可能性などの要因により、今後半年~1年に物件価格の上昇が見込まれるとの見解に対し、購買者の意欲がかき立てられ始めているようです。2017年7月から約2年で約15%の価格の下落があったシドニーですが、メルボルやブリスベンと共に、19年7月に価格の上昇がみられました。

コアロジック(Corelogic)社によると、シドニーの8月の第2週のオークション・クリアランス率は76.2%となり、昨年同時期の53%を大きく上回り、17年4月以来の記録となりました。メルボルンの72.3%も、17年11月以来の記録でした。オーストラリアの主要都市平均は67.8%となり、過去5週間に渡り65%を超える結果となりました。

(出典:Corelogic)
(出典:Corelogic)

また、ドメイン(Domain)社によると、シドニーで物件が市場に出ている平均日数が、7月末に戸建てで90日、ユニットで95日となっており、昨年同時期の戸建てで58日、ユニットで66日という平均日数からそれぞれ30日程度増える結果となりました。しかし、今年5月に行われた総選挙以降に売却された物件の約半数は、市場に出てから70日以内に売却されており、現在買い手の需要が増えてきているところのようです。


スターツ・インターナショナル・オーストラリア
取締役シドニー支店長
寺田環

NSW州、VIC州不動産業者免許(フル・ライセンス)所持

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