2014年の不動産事情と15年の展望

豪州不動産事情

不動産のプロに聞く 豪州不動産事情

第32回

2014年の不動産事情と15年の展望

オーストラリアは不動産だけでなく、生活費も年々上昇を続けております。リテール・ショップについてですが、世界で1番高い都市はニューヨークの5番街、2位は香港、次いでパリ、ロンドンの次に5位にシドニー(Pitt Street Mall)が7位の東京を抜いてランキングされました。

この要因として、世界的に有名なブランドがオーストラリアに進出し、プレミアムの場所を確保しています。Pitt Street Mallはニューヨークの5番街に近づけるためにも有名ブランド店を入れ、知名度を上げ賃料も上昇させるのが狙いです。

住宅については、引き続き新築物件開発案件も絶好調で、シドニーだけでなくブリスベン、メルボルンもついで大型案件があり、海外からの投資家も注目しています。特にブリスベンはまだ価格が上がりきっておらず新築物件1ベッド・ルームでも30万ドル台後半から、2ベッドでも40万ドル台後半から購入できます。今後のインフラ整備、都市開発もあり、不動産価格上昇が見込まれてます。メルボルンは、一気に新築物件も増え価格も上昇し、現在ピークに近いところまで来ていますが、空室率も上がり、供給が増えても需要がシドニーのように追いついていかないのが現状です。

シドニーでは、数カ月前のような勢いは止まった感じがします。オークション落札率も70%と下がり、またオークションに入札がなく売れ残り物件がでてきたエリアもあります。

とはいえ、2014年も不動産価格上昇がまた過去最高の更新が続きました。銀行金利も2.5%と据え置きなのでまだ買いやすい状況ではありますが、来年には金利の上昇も見込まれているので、金利が上がったら所有しきれなくなる人も出てくるのではと予測されてます。不動産もピークを迎え、現在止まっている状態なのでこのまま少し停滞するのではとの見通しですが、価格が下がる事は予測されていないです。

今年も新築物件の建築ラッシュが続き、新しい開発エリア、グリーン・スクエア周辺、バランガルーなどの完成もあるのでまだまだ新しい案件の需要も続きそうです。


豪州不動産事情

 

スターツ・インターナショナル・オーストラリア
取締役シドニー支店長
寺田環
NSW州不動産業者免許(フルライセンス)所持

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