第7回 不動産物件購入後の管理費、維持費はどれぐらい ?

豪州不動産事情

不動産のプロに聞く 豪州不動産事情

第7回

不動産物件購入後の管理費、維持費はどれぐらい ?

今回のテーマは、不動産物件購入後の管理費や維持費について。

一戸建て、テラスハウス、ユニットにより違いがありますが、まずはどのような物件でも共通して発生する費用として、カウンシル・レート(市税)と水道代があります。費用額については、居住するエリア、物件種類により違います。

例えばシドニー市街中心部(CBD)から車で10分のエリアにある2ベッドルームのユニットの場合で、市税と水道代も含め年間1,200~1,500ドル前後を見ておけば問題ないでしょう。

次に、ユニットで必ず発生する費用としてストラータ・レビーがあります。これは、建物の共同エリアの修繕費・維持費などをカバーする管理組合費で、一般的に四半期に1度(3カ月ごと)に支払います。一戸建てテラスハウスの場合でも、集合分譲住宅地の場合には発生する場合もあります。

管理組合費の内容としては、定期的にかかるランニング・コスト、例えば共同エリアの清掃代、エレベータの点検費用、庭の手入れ費用、保険などに当てられる「Administrative fund levies」と、共同エリアの修理や改装などをカバーする「Sinking Fund Levies」があります。

これらの費用の割当金額は、所有している物件面積を元に割り出されますが、建物の将来的なプロジェクト計画や大規模な修理や改装の必要性により、各家主(オーナー)に請求される費用は変動しますので、予算は余裕を持って見積もっておくことが必要です。

例として、同じくシドニーCBDから車で10分のエリアで、プールやジム施設がない場合、1ベッドルームで年間500~600ドル前後、2ベッドムールで700~800ドル前後、3ベッドで900~1,200ドル前後が相場となります。

また、プールやジム、サウナなどファシリティーが充実しているマンションなどは、維持費が結構かかるので要チェックです。

物件購入の際には、購入後の維持費がどれくらい発生するのかを事前にきちんと調べることはとても大切です。また、やたらと修繕費がかかっているような問題の多い物件かどうか、さらには管理組合自体に問題がありそうかどうかを知るために、管理組合の運営記録「ストラータ・レポート」を事前に入手して精査すること強くお勧めします。


豪州不動産事情

 

スターツ・インターナショナル・オーストラリア
取締役シドニー支店長 寺田環
NSW州不動産業者免許(フルライセンス)所持

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