今月の不動産事情

豪州不動産事情

不動産のプロに聞く 豪州不動産事情

第34回

今月の不動産事情

シドニーとメルボルンの中古物件市場ですが、オークション落札率は2月に入っても好調で第3週目は87%を記録しました。

いくつか話題の物件を例に挙げると、ワイタラ・エリアで2ベッド・ルームの1軒家がリザーブ価格を11万ドル上回り136万ドルで落札されました。ラッセル・リー・エリアで2ベッド・ルームのセミ・ハウスがリザーブを15万5,000ドル上回り130万5,000ドルで落札されました。昨年や一昨年くらいの感覚ですとこのエリアでこの価格は、3ベッド・ルームか4ベッド・ルームの1軒家が相場でしたが、2ベッド・ルームで、リザーブ価格を大幅に上回りまだまだシドニーでは不動産高騰が続いているようです。一方、メルボルンのオークション落札率は74.9%と低く、価格の高騰も止まったように見受けられます。

新築物件は、シドニー、メルボルンともに好調でどちらも大型新築物件の建築が予定されております。シドニーのボンダイ・エリアで大型ディベロッパーが新たに売りに出す物件の予約を開始しましたが、こちらも売り出し当日には完売予定が想定されております。1ベッド・ルームは70万ドル以上から、2ベッド・ルームは100万ドル以上からですが、このエリアでなかなか新築物件がないことから注目を浴びています。

メルボルンの新築物件もシドニーよりは安いですが、シドニー価格に近づいてきております。ブリスベンも新築物件建築ラッシュですが、シドニーに比べだいぶ安く、今後インフラ整備もされ、人口増が予想されているので投資には面白いエリアかもしれませんが、ディベロッパーとエリアはよく調べたほうがいいという話も聞きます。

不動産売買物件に比べ賃貸市場ですが、エリアによっては家賃がだいぶ下がってきました。特に新築物件で一気に供給が増えたエリアは賃貸価格値下げ競争を感じます。このシドニーCBDエリアでも今までの勢いはなく、1週間でテナントが簡単に見つけられた時代から、3週間前後かかるようになってきたような状況です。

売買は勢いがありますが、賃貸はエリアによってはマーケット価格が崩れてきたような感じがします。


豪州不動産事情

 

スターツ・インターナショナル・オーストラリア
取締役シドニー支店長
寺田環
NSW州不動産業者免許(フルライセンス)所持

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る