子ども用に口座を開設する際の疑問点

オーストラリアの税法が分かる!

2009年度より変更となった新税法や税金対策の注意点など、日本人に役立つ情報をピックアップ。今月は子ども用のセービング口座について。

第4回 子ども用に口座を開設する際の疑問点

今月は、子どもは何歳からTFN(タックス・ファイル・ナンバー)を取得することができるのか、また確定申告をしなければいけないのかなど、これから子ども用の口座を開設する親御さんの疑問にお答えします。年齢や年間に生じる利息の額によって、金融機関へ生年月日を伝えるかどうかや、TFNの申告や確定申告の必要性などに違いが生じます。

年齢・利息収入額によって異なる金融機関への対応
 年間の利息収入額が420ドル未満の場合は、利息を受け取る金融機関へ子どもの生年月日を知らせておけば、TFNを取得する必要はありません。金融機関へ生年月日を伝えない場合で、利息収入が120ドル以上の場合は、TFNを取得し伝えておかなければいけません。TFNは何歳からでも取得することが可能です。年間の利息収入額が420ドル以上で、TFNを金融機関へ伝えている場合、金融機関は源泉徴収税を差し引きませんが、TFNを伝えていない場合は、利息収入額の46.5%が源泉徴収の対象となります。下記の早見表を参考にしてください。

お子さまの年齢 利息収入額 金融機関への対応
16歳末満 $420未満 生年月日の申告の必要ありTFNの申告の必要なし
$420かそれ以上 TFNの申告の必要あり。しない場合は源泉徴収税が差し引かれる
16歳以上 $120未満 TFN申告の必要なし
$120かそれ以上 TFNの申告の必要あり。しない場合は、源泉徴収税が差し引かれる

確定申告の必要性
 子どもの収入元が利息収入のみで、年間で2,667ドル未満の場合は、確定申告の必要はありません。しかしそれ以上の場合、もしくは源泉徴収税を差し引かれている場合は、税金の還付を受け取るために申告の必要があります。


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三宅清吾(みやけせいご)
SABER公認会計士事務所
会計士・CPA準会員
M.Prof.Acc.Ad-グリフィス大学

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