法律相談室/自動車事故に遭った際の対処

知ってると知らないでは大違い!
日豪プレス 法律相談室

第42回 自動車事故に遭った際の対処

自動車事故に遭った時、まず最初に、以下の項目について注意してください。

  1. 事故現場から離れない
  2. 必要であれば救急車を呼ぶ
  3. 警察に通報する(小さい事故であれば、後日警察に通報することも可能)
  4. 更なる事故を防ぐために、現場周辺のドライバーに注意を促す(ハザード・ライトを点滅させるなど)
  5. 相手の運転手と以下の情報を交換し、現場の写真やビデオを撮る
    • 名前・免許証番号・住所・生年月日・電話番号・車の車種・車のモデル・登録番号(相手の運転免許証の写真を撮るのが確
    • 万が一、車の持ち主が別人の場合は、持ち主の名前・住所・電話番号
    • 相手の保険会社名
    • 目撃者の名前・住所・電話番号
  6. 事故当時の状況をメモに残しておく
  7. 誰の過失であるか口外しない
  8. 医師の診察を受ける
  9. 自身の保険会社に報告する
  10. 弁護士に連絡する

上記の10点は、皆さんもよくご存知かと思います。しかし、何点か日本と少し異なる場合がありますので、詳しく説明します。

3. 警察に通報する

日本では、自動車事故が起きると大小関係なく、必ずと言って良いほど警察を呼びます。日本で事故に遭った際、警察への届出を忘れると、保険会社に保険金を請求する時に必要な「交通事故証明書」が発行されないからです。

ところが、オーストラリアは日本と違って、小さい事故・誰もけがをしていない事故などの場合、警察に電話をしても事故現場には来てくれない場合が多いです。事故現場に警察を呼ぶ必要がない場合は、もしもの時のために、後日ご自分で警察に通報して、交通事故レポート(TrafficIncident Report)を作成してもらうことが大切です。警察で届出番号を発行してくれますので、担当警察官の名前と届出番号を控えておきましょう。

8. 医師の診察を受ける

オーストラリアの一時滞在者の場合、海外旅行保険や留学生健康保険に加入していれば、救急車費用がカバーされます。事故直後、痛みや外傷がない場合でも、後日症状が出てくることがあり、その症状が何カ月も長引くケースもあります。軽いけがだとしても、必ず病院に行って検査を受けるのが良いでしょう。けがをした場合は、CTP保険会社(強制自賠責保険会社)に賠償金請求ができる可能性がありますので、病院に行って検査を受けるのは、とても重要です。

オーストラリアの警察、救急車、消防署の緊急電話番号は000(ゼロ、ゼロ、ゼロ)。お忘れなく。


ミッチェル・クラーク
MBA法律事務所共同経営者。QUT法学部1989年卒。豪州弁護士として25年以上の経験を持つ。QLD州法律協会認定の賠償請求関連法スペシャリスト。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る