リスクと対処法

オーストラリアの金融事情

オーストラリアの金融事情

宇都 重信
Uto Insurance & Financial Services P/C ACN No. 051 973 105

リスクと対処法

日常の生活では誰もがいろいろなリスクに直面しています。これらリスクには大まかに下記の3つの種類に分けることができます。

◎プロパティー・リスク:所有物の損失または損害
◎パーソナル・リスク:病気、ケガまたは死亡による収入、財産の損失
◎ライアビリティー・リスク:不慮の事故による他人への損害弁償

さまざまな方法でリスクは回避できますが、その中でも一般に保険が最も効果的な方法になります。なぜなら、保険は自分が補えない損失や弁償に対し、最も確実に肩代わりしてくれる方法になるからです。しかし、残念ながらこの国はノーインシュアランス、またはアンダー・インシュアランスという人が圧倒的に多いのが現実です。

例えば、ホーム・ローンで買った家の持ち主は、少なくとも次の2つの保険の必要性が考えられます。

火災保険

家が火災で燃えた場合に、その家を建て直す金額を補償する保険です。ただし、建て直す際に新たに住む家のレント代も掛かりますし、同時に存在しない家のローンも払い続けなければなりません。あるいはおりた保険金では建て直す家が以前より小さい家になるかもしれません。

レイバー(大工の人件費)など建物にかかるコストも今大幅に値上がりしていますので、現在の補償額が適正かを常にチェックする必要があります。

2009年に起きたVIC州のブッシュ・ファイアーでは1万280件の保険クレームがありましたが、その多くがアンダー・インシュアランスだったそうです。

生命保険、インカム・プロテクション、トラウマ保険

大黒柱の病気、ケガまたは死亡により、ローンの返済がストップしたら大ごとです。

例として43歳の男性、ノンスモーカーの生命保険補償額50万ドルの保険を受け取るのに、毎月払う保険料は月約47ドル、40万ドル受け取る場合は毎月42ドルです。わずかな保険料の差で補償額に大きな差が出ます。さらに保険料は税控除を受けれらる利点も考えられますし、いざ払われる時になったらわずかな保険料の差額のことは考えないはずです。

この国では年間5億ドルの保険金が生保険会社から支払われています。この国の保険会社の保険料は千差万別。上記はINGライフ社の例ですが、組み方によっても保険料は異なりますので、詳細は専門家に相談されることをお薦めします。

※この記事は情報提供のみを目的としています。

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