投資の世界:2010年の回顧と2011年の見通し

オーストラリアの金融事情

オーストラリアの金融事情

宇都 重信
Uto Insurance & Financial Services P/C ACN No. 051 973 105

投資の世界:2010年の回顧と2011年の見通し

2010年は前年度までの歴史的な経済危機の後、順調な回復で始まりましたが、4月に入りギリシャなどのヨーロッパ諸国の経済不安で、株式市場は反落。その後米国の住宅業界の遅い回復、中国の金融引き締めで、世界の経済成長率の4.7%という数字の割には、投資運用の世界は期待されたより低い数字となりました。

新年を迎え今年の見通しを見てみますと、昨年同様、米国の住宅問題、ヨーロッパの経済不安、発展途上国のインフレーションというリスクはあるものの、引き続き各国、特にアジアや発展途上国の経済回復は進んでおり、余剰資金とまだ安い株価で、今年のグロース関係の投資は前年度以上の値上がりが期待されます。

下記は各種運用先別の過去のデータと予想運用です。外国株投資に関しては強い豪ドルのため、豪ドル換算後では低い伸びとなりました。今年は引き続きアジア株、コモディティ(穀物、鉱産物)、外国不動産証券が期待される運用先として注目されています。

投資先別の運用率(%) 2009 2010 2011(予想)
外国株投資ファンド(現地通貨) 25.4 4.4 18.5
外国株投資ファンド(豪ドル換算) -0.3 -2.4 13.5
アジア株 (現地通貨) 64.1 11.2 25.0
発展途上国株(現地通貨) 62.3 9.2 25.0
オーストラリア株 37.0 -2.0 18.5
コモディティ(米ドル換算) 38.8 14.5 20.0
外国債券ファンド 8.1 9.3 3.0
オーストラリア債権ファンド 1.7 6.0 4.5
オーストラリア不動産証券ファンド 7.9 -1.6 18.0
外国不動産証券ファンド 27.4 16.4 15.0
オーストラリア住宅 18.0 4.5 2.0
オーストラリア商業物件 -8.1 8.7 9.0
キャッシュ 3.5 4.2 5.0
スーパーアニュエーション
(標準的バランスト・ファンド)
15.7 2.2 13.5

参考:Datastream, Intech, REIA, AMP Capital Investers(2010年11月〆資料)

※この記事は情報提供のみを目的としています。予想運用数字は保障されるものではありません。

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