不動産投資について(基本その1)

FPキョウコの
暮らしに役立つパーソナル・ファイナンス講座
オーストラリア生活に役立つお金の知識をファイナンシャル・プランナー(FP)吉住京子氏が解説。

第26回:不動産投資について(基本その1)

オーストラリアで家を購入することは夢のようなことと思われるかもしれません。都市部での不動産購入は手が出ないという人でも、「投資物件」というオプションがあります。

まずは不動産投資のメリットです。目に見える家や土地を持っているという安心感や、株・投資信託より上がり下がりが少ないこと、レント収入、価値が上がる可能性も大きいです。一方、テナントが入らないリスクや、ローンの方がレント収入より多い場合、購入時と売却時のコストが高くつくこと、すぐにキャッシュにしにくい換金性などがデメリットとして挙げられます。

物件探しを行う際に注意すべき点は以下の通りです。

■どこに買うのか
 自分が精通している地域だとリサーチの時間と手間が少し省けるでしょう。また、今後伸びが期待される地域、レンタル・イールドが高い地域、将来計画されている地域開発のプランや空室率なども見てみましょう。

■どんな物件を買うのか
 ユニットだと、管理費を支払わないといけませんが、一戸建てよりはメンテナンスが簡単です。古い家をはじめ、プールや大きな庭がある家は、メンテナンスのコストが高くなります。鍵のあるガレージや2つ以上バスルームがあること、学校や商業施設、公共交通機関などに近い家は、多くの人に住んでもらえるような物件でしょう。
 オーストラリアの不動産価値は上がるとは言われていますが、当然下がることもあります。バイヤーズ・エージェントとして、物件を紹介してくれる人もいますが、コミッションを高くもらえる物件を紹介する人もいますので、自分のプランをしっかり持ち、それに見合う物件を納得いく形で購入することが大切です。また、大きな買い物ですので、そのコストを把握することも必要です。

■購入のコスト
 一般的にStamp Duty(印紙税)、譲渡料、弁護士費用、調査手数料、害虫や建物リポートなど。

■不動産所有のコスト
 市へ支払うレート、水道料金、保険、管理費の手数料、地租、不動産会社管理費、修繕維持費など。

■売却時のコスト
 エージェントの手数料、広告宣伝費、弁護士費用など。

家のローンよりレント収入が多い場合は、税金を支払うことになりますし、不動産の価値が上がっている時は、売却時にキャピタルゲイン税を支払うことになります。しかし、しっかりとしたプランを持つことで無駄な税金を避けたり、下げることができます。


吉住京子
在豪日本人ファイナンシャル・プランナー。難しいお金のことを易しく解説。クライアントそれぞれの状況に合わせた賢い戦略の提供に定評がある。在豪日系コミュニティーのためのチャリティー活動や各メディアでの連載記事・セミナーなども行っている。

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