子育て費用をどう準備するか

FPキョウコの
暮らしに役立つパーソナル・ファイナンス講座
オーストラリア生活に役立つお金の知識をファイナンシャル・プランナー(FP)吉住京子氏が解説。

第38回:子育て費用をどう準備するか

経済的負担が増す出産と子育て。子どもの誕生前に家計の長期資金計画を立てることは重要です。子育て費用を上手に貯めるには、どうすれば良いでしょうか。出産後に仕事を離れる期間や、チャイルド・ケアの利用などを考えた際の主な対策は以下の通りです。

財政支援を受ける
 政府の財政支援の受給資格が有るかを確認します。あなたがお子さんのプライマリー・ケアラーで政府が定める受給資格を満たせば、雇用形態を問わず政府から最高18週間の育児手当を取得する権利があります。その他、育児給付と家族給付などもあります。あなたの財政状況によって受給資格が違いますので調べてみましょう。

家計予算を立てる
 育児中の所得、政府の財政サポートの金額が予想出来たら、家計の予算や計画を立てましょう。現在の家計の支出に育児のための追加費用を加算。収入より赤字になるようなら今すぐ貯蓄を始める必要があります。

貯蓄を始める
 お子さんが生まれれば短期間に追加の出費が増えることになるので、貯蓄を増やすためにまず、より高い貯蓄預金口座を始めましょう。また長期の貯蓄と投資戦略、特に教育費のような大規模なコストの場合にはファイナンシャル・アドバイザーに相談しましょう。株式、投資信託、高利率のターム・アカウントなどへの投資、住宅ローンの返済額増などの投資戦略があります。

医療保険を選ぶ
 教育費の次に大きな出費が医療費。家族が適切な健康保険に加入済みかを確認します。妊娠出産関連には待機期間が設けられている保険があります。内容をよく理解しておきましょう。

生命保険と所得保障保険の加入
 家族の生活保障のために、所得保障保険への加入を検討しましょう。病気やけがで仕事が出来なくなった際に、設定した保険金額を受け取ることが出来ます。生命保険は死亡や末期の病気などの場合に保険金額が家族に一括して支払われます。スーパーアニュエーション(スーパー)を通して加入すれば、生命保険も所得保障保険も家計費から保険料を捻出する必要はありません。

スーパーを増やす
 子育てのための休職中で雇用主からスーパーの支払いが受けられない場合には、自分でも個人的に追加積み立てが出来ます。休職中にどちらか一方が働いている場合にはスーパー・コントリビューションを分割することで節税出来ます。

子育てに掛かるお金の心配はお金の専門家に相談して取り除きましょう。


吉住京子
在豪日本人ファイナンシャル・プランナー。難しいお金のことを易しく解説。クライアントそれぞれの状況に合わせた賢い戦略の提供に定評がある。在豪日系コミュニティーのためのチャリティー活動や各メディアでの連載記事・セミナーなども行っている。

W1406_8099WEAL1w668

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る