お得に入ろう「パーソナル保険」

FPキョウコの
暮らしに役立つパーソナル・ファイナンス講座

オーストラリア生活に役立つお金の知識をファイナンシャル・プランナー(FP)吉住京子氏が解説。

お得に入ろう「パーソナル保険」

家族ができたり、家を買った際は、特に保険の加入を考えますよね。皆さんの持っているスーパーアニュエーション(以下、スーパー)でも、保険に加入できるんです。

まずはスーパーで加入できる基本的な保険についてです。生命保険、障害者保険、インカム・プロテクション(所得補償保険)、これらはスーパーで加入できます。がんや心筋梗塞、脳卒中などの3大疾病、その他の大きな疾患をカバーするトラウマ保険は個人でしか加入できません。

スーパーで加入した際に15パーセントのディスカウントをしてくれる保険会社もあります(全ての保険会社ではないので注意が必要です)。これはスーパーに会社が積み立てをした時に払う税金のパーセンテージなのですが、これがリベート(支払代金の一部払い戻し)されるようになります。また、1年間の保険料をまとめて支払うと更に9パーセント(1カ月分ほど)安くなり、24パーセントもお得になります。

また、補償額や健康状態でBMI(体重と身長の関係から算出される肥満度を表す体格指数)が良いと、更にディスカウントが付くところもあります。家のローンがあったり、シングル・インカムでキャッシュ・フローがタイトな場合は特に、スーパーから払えると助かりますよね。自分のスーパーを変えずにお得な保険に入れる場合も多々あります。

個人で生命保険、障害者保険に加入した場合、アフター・タックスによる現金で支払うので、保険料に加え所得税を支払っていることになり、スーパーで加入した際の24パーセントの差よりもっと大きくなります。

しかし、インカム・プロテクションの保険料は税金控除になるので、税率が15パーセント以上の人は個人で加入する方が税金的にはお得と言えます。新しい会計年度になったので、税金対策をして、自分の所得を守りたい人にはお薦めです。

スーパーを通して保険に加入する場合、落とし穴もあります。保険の定義が違ったり、保険金を成人した子どもに残すと税金が掛かる時があります。65歳までしか生命保険をカバーしない会社もあります。生命保険、障害者保険はリンクしているので、障害者保険をクレームすると生命保険がなくなることもあります。また、インダストリー・スーパーでは、ユニット制の保険で歳を取ると共に補償額が下がっていきます。スーパーのバランスから保険料を支払うので、スーパーを増やす対策も考えておく必要があります。

仕事や健康状態によってそれぞれの保険会社のアセスメントの結果や保険料もだいぶ違ってきます。個人の状況によって違うので専門家にご相談ください。


吉住京子
在豪日本人ファイナンシャル・プランナー/モーゲージ・ブローカー。クライアントそれぞれの状況に合わせた賢い戦略の提供に定評がある。在豪日系コミュニティーのためのチャリティー活動や各メディアでの連載記事・セミナーなども行っている。

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