教えて!不動産売買の常識/オーストリアの注目すべき都市 <Part1>キャンベラ

教えて!

不動産売買の常識

とっつきにくいイメージのある不動産の売買について不動産コンシェルジュのOrion Star Propertyのジャスミン・キム(Director of Sales)が初心者にも分かりやすく、実例を交えながら説明します。豪州では年々、物件価格が上昇しているため、レントを払い続けるか、物件を購入し資産を増やすか、今後のライフ・プランを考える良い機会となるでしょう。

オーストリアの注目すべき都市 <Part1>
キャンベラ

不動産に興味のある人は、シドニーだけでなく他州の不動産市場も気になると思います。今回は、オーストラリアの首都であるキャンベラ(Canberra)の不動産事情を紹介したいと思います。

不動産情報会社「ドメイン(Domain)」が出した昨年12月の四半期の家賃調査報告書である「Domain Rental Report」によると、オーストラリア全域で家賃が最も高い都市はシドニーを抜いてキャンベラだそうです。現在、キャンベラの一軒家の平均家賃は週560ドルであり、1年間のキャンベラの一軒家の家賃は前年と比べ3.7%も上昇しました。

一方、ユニットの平均家賃は週465ドル、1年間の家賃の増加率は8.1%もあり、一軒家に比べて2倍以上の上昇率となっています。キャンベラでユニットの家賃が最も上がった地域であるガンガーリン(Gungahlin)の年間の上昇率は10.6%にも達し、平均家賃が週400ドルから442.5ドルに上昇しました。

ドメインによるとキャンベラの賃貸料上昇の最大原因は、人口増加です。他州からキャンベラに移住する人びとが増え、レント・インスペクションに人が並ぶほど大幅にレントの重要が増加したとのことです。そしてレント物件の供給が足りないという状況になり、一軒家のレント物件が過去3年大幅に減少し続け、ユニットも1年以上減少している状況になっています。

ドメインのデータによると、キャンベラの昨年12月四半期のレント物件広告は供給不足のために過去5年間で最低だったとのことです。キャンベラはシドニーから車で3時間でアクセスが可能で、他州と比べて不動産購入を考えた場合に心理的に負担が少ないところがメリットです。オーストラリアの首都であるキャンベラは、不動産購入の税金がオーストラリアでもっとも安い地域です。供給不足で賃貸収入が大幅に上がっているキャンベラは、少ない頭金で投資用不動産を購入したい人には非常に魅力的な都市と言えるでしょう。

■キャンベラの一軒家の家賃上昇地域(2018年12月四半期:平均家賃/1年の間の上昇率)

  1. Belconnen: $510/6.3%
  2. Greater Queanbeyan: $500/8.7%
  3. Gungahlin: $550/3.8%
  4. Inner North: $620/6.9%
  5. Inner South: $750/15.4%
  6. Tuggeranong: $500/4.2%
  7. Weston Creek: $562.5/4.2%
  8. Woden Valley: $610/8.0%

■キャンベラのユニットの賃貸上昇地域(2018年12月四半期:平均家賃/1年の間に上昇率)

  1. Belconnen: $410/5.1%
  2. Greater Queanbeyan: $290/7.4%
  3. Gungahlin: $442.5/10.6%
  4. Inner North: $480/6.7%
  5. Inner South: $520/6.1%
  6. Tuggeranong: $440/4.8%
  7. Weston Creek: $450/9.8%
  8. Woden Valley: $410/7.9%

*Source: Domain Rental Report、December Quarter 2018


ジャスミン・キム
NSW州不動産業者免許所持。実践的な日本語不動産セミナーを開催することで定評のある、不動産コンサルティングのエキスパート。日本人2,000人以上を含む8,000人以上の顧客の不動産コンサルティングに携わる。「自分が納得できないものはお勧めしない」をモットーに常に消費者目線で、日々市場調査に余念がない努力家。

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