税務法律セミナー&相談会(海外居住者向け)開催のお知らせ

日本人が海外に住む場合、税務・法律問題は2国間にまたがるため分かりにくいこともしばしば。しかし分からないからと放置していては、知らないがために損をしたり、最悪の場合、身に覚えのない罰金を支払うことになりかねない。日本の税理士と豪州の公認会計士・弁護士が主催する同セミナーに参加して、正しい知識を身に付けよう。

セミナー開催の経緯

 税理士の下へ相続などの相談に訪れる人たちから、「最近日本では海外居住者に対する税法が徐々に厳しくなってきているのではないか?」という声をよく耳にする。
 たくさんの相談が寄せられる中、日本の税理士の野村康弘氏と豪州公認会計士のブリース洋子氏、そして豪州弁護士のハーディング裕子氏は、昨年11月に東京で「相続税対策セミナー~資産運用投資移住における豪州の優位性」を開催した。セミナーにはこの問題に関心を持つ多くの聴講者が集まり大盛況に終わり、次回開催の問い合わせも多く受けた。
 また豪州に居住する日本人も、2カ国の税法や法律をそれぞれの国の専門家に別々に相談しなければならず、しかも結果的にまとまった解決方法が得られないという現状がある。
 そこで第2弾として「海外居住者の税務法律セミナー」をQLD州で開催し、海外に居住する人たちの最も気になる疑問点に答え、悩みの一挙解消を目指す。

本セミナーの内容

 11月に開催されるこのセミナーは、在豪日本人と今後豪州に住む予定の人を対象とし、日豪両国で発生する税務・法律上の問題を解決する内容になっている。また個別相談も受け付けており、3人の講師が面談を行いスピーディーに解決を図る。
 以下の例のような疑問にも丁寧に答えていく。

Q. オーストラリア在住の場合、日本の財産は贈与・相続課税対象になる?
Q. 7年間海外生活している息子に財産を贈与したいが贈与税は発生する?
Q. 孫はオーストラリア国籍を持っているので財産贈与は無税?
Q. 日本からオーストラリアに留学に来ている孫の学費を支払ったら、贈与税がかかる?
Q. オーストラリア在住の場合、日本の遺言書は適用されない?
Q. オーストラリア在住者が現地の財産を相続する場合、遺言書が必要?
Q. オーストラリア在住者が日本の父の資産を売却した場合どちらの国で税金を払うべき?
Q. 娘が外国人と結婚したが、その場合の相続税はどうなるの?
Q. 5年ルールって何?
Q. オーストラリア在住の場合、現地口座の利息は日本でも申告が必要?
Q. オーストラリア人と日本人の夫婦で共同名義のオーストラリアの銀行口座を作ると、その資産に日本の贈与税は適用される?
Q. マイナンバー制度って何?
Q. 出国税って何? 
Q. オーストラリア在住者が日本の年金を受け取ると課税されるって本当?
Q. オーストラリア在住の場合、日本の所得もオーストラリアで申告が必要?

 このようなさまざまな疑問を、税務・法律の専門家が一気に解決していく。

日豪間で注意すべき点

 日本とオーストラリアにまたがる税務・法律の問題には、留意すべき点が多くある。
 例えば、家族が日豪別々の場所で生活している場合。日本の相続/贈与税、オーストラリアでの資産売却・譲渡により発生するキャピタルゲインへの税金については、個々の事例により異なる対応が必要なため、税理士や弁護士に確認しよう。
 また在豪時に納税番号(Tax File Number)を取得してから帰国した場合、利息収入から源泉徴収されず、長年税金が未申告と見なされ、罰金を払わなければならないケースも散見する。
 このほか、多額の利息収入のある定期預金を配偶者との共同名義にすると日本で贈与税が発生する可能性があるなど、2国間の税務や法律の違いからトラブルが発生することもあるので、専門家にきちんと相談しよう。
 家族から譲り受けたり、自分で築いた財産を賢く運用し守っていくことは、人生の鍵ともなり得る重要な問題だ。まずはこのセミナーに参加して自らの明るい未来のためにぜひ役立てよう。

海外居住者の税務法律セミナー&個別相談会
◆セミナー
日程:11月16日(月)10AM~12PM
会場:レイクランズ・ゴルフ・クラブ(オーガスタ・ルーム)
100 Lakelands Dr., Merrimac
参加費:$50(コーヒー、紅茶付き)
定員:50人
◆個別相談会
完全予約制の個別相談会を実施(希望者のみ)
日程:11月16日(月)セミナー後&17日(火)詳細は、お申し込みの際にご案内します


申し込み方法:ハーディング法律事務所まで下記の電話またはメールで申し込み(先着順で定員になり次第受付終了。10月31日締切)
Tel: (07)5630-3877、または0421-779-164
Email: yh@hardinglegal.com.au

◇講師紹介◇


野村康弘(のむらやすひろ)
笹倉会計事務所、税理士

1975年、神戸市生まれ。関西学院大学大学院修士課程修了。大原簿記専門学校へ入社し、税理士試験「財務諸表論」の講師を務める。その後、笹倉会計事務所に入所し、中小企業を中心に医療法人や学校法人など幅広い業界の税務申告や相談業務に携わる。また近年では相続税をはじめとした資産課税や国際課税業務にも携わり、講師経験を踏まえた分かりやすいアドバイスを心がけている


ブリース洋子(ようこ)
ブリース洋子会計事務所代表取締役、豪州公認会計士

1998年、グリフィス大学国際ビジネス学部卒業。2002年にグリフィス大学商学部を卒業。05年に豪州公認会計士(CPA Australia)の資格を取得。現地大手公認会計事務所に10年間勤務。10年に独立開業し、豪州移住者に対する安全かつ効率的な節税対策について取り組む。豪州国内外の顧客の起業援助プログラムに力を入れ、近年では起業塾を好評開催。ゴールドコースト日本商工会議所事務局所属


ハーディング裕子(ゆうこ)
ハーディング法律事務所代表取締役、豪州弁護士

2003年クイーンズランド工科大学法学士・ボンド大学修士ディプロマ(リーガル・プラクティス)取得。同年9月QLD州高等裁判所より弁護士任官を受け、弁護士資格取得。豪州の法律事務所に所属し、12年7月独立。商業・不動産・相続手続きを専門に、QLD州の個人・法人案件のほか、シドニーの大手日本企業の案件も多数扱っている。ゴールドコースト日本商工会議所前会頭


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