夢のマイホーム計画/繰り越し返済のすすめ

夢のマイホーム計画

オーストラリアで夢のマイホーム計画
第98回
繰り越し返済のすすめ

2008年のリーマンショック以降、オーストラリアの金利は最低値を記録中です。物件の値段は高騰しているものの、この低金利の間にどんどん住宅ローンを返金すれば、自宅のエクイティー(正味資産)を増やすだけではなく、返済を早めに完了することができます。

固定金利の場合には基本的には一定以上余分に支払いをすることはできませんが、変動金利の場合にはいくら支払っても問題ありません。余分に支払うことを「繰り越し返済(Additional Repayment)」と呼び、また繰り越し返済をせずともオフセット・アカウントの口座に入金するだけで繰り越し返済と同様の効果を得ることができます。以下、例を基にその効果をお伝えします。

例① 毎回最低支払金額以上を支払う(表1)
 例えば35万ドルのローンで、週の最低支払金額は現時点で389ドルとします。毎回100ドルずつ余分に489ドル支払うと、実に30年で約9万1千ドルの節約をし、完済も約9年早めることができます。グラフ左の線が繰り越し返済無し、右が有りの場合です。

【表1】毎回最低支払金額以上支払う場合
【表1】毎回最低支払金額以上支払う場合

例② まとまった金額を繰り越し返済(表2)
 今ある貯蓄を全て頭金に回すと実際に現金が必要になった時に利用できません。そこで例えば3万ドルを頭金に利用せず、ローン開始後繰り越し返済するか、オフセット口座に入れると、約9万ドルの節約となる上にローン期間を4年強短縮できます。

【表2】まとまった金額を繰り越し返済する場合
【表2】まとまった金額を繰り越し返済する場合

例③ 「①と②」を併用(表3)
 上述の2つの方法を同時に実践すると、実に12.5万ドルの節約、そして12年間のローン短縮となります。

【表3】毎回最低支払金額以上支払う+まとまった金額を繰り越し返済
【表3】毎回最低支払金額以上支払う+まとまった金額を繰り越し返済

上記の例より、現在の低金利を利用し、繰り越し返済をすることでローン期間を大幅に短縮できること、そして利子の支払い額を節約できることが分かります。まさしく「ちりも積もれば山となる」ですね。

※本記事は情報提供を目的として作成されており、以上は現時点での金利や条件を利用したあくまで仮定での比較例です。


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