夢のマイホーム/頭金が少なくてもマイ・ホームが手に入るのか

夢のマイホーム計画

オーストラリアで夢のマイホーム計画

第107回 頭金が少なくてもマイ・ホームが手に入るのか

2007年の世界金融危機以前には100%ローンというものが存在したことをご存知でしょうか。頭金を持っていなくても物件購入が出来たという、今から考えるといろんな意味で極端なローンがあったものでした。リスクを避ける銀行がどうしてそのような商品を出すことが出来たのか、それはLenders Mortgage Insurance (LMI)のお陰です。

Lenders Mortgage Insurance(LMI)とは?

1965年以前では融資は最大で8割でした。若いオーストラリア人にとっては2割の頭金というハードルが非常に高かったため、この制度が認められたと言われています。現在の規制では物件の5%の頭金が準備出来れば最大95%までの融資が可能だとされています。

LMIとはその名の通り銀行のための保険です。物件を購入する人がこの保険を購入時に1度だけ支払います。支払い金額はローン額の大きさや、ローンの物件に対する割合によって計算されます。次のテーブルは、物件金額が65万ドルで、頭金を10%もしくは15%準備した時にどのくらいLMIがかかるのかを記しています。

銀行が利用する保険会社が異なるため、金額もそれぞれ違うことにお気付きでしょうか。またもう1点は、たった5%の違いで、保険料金が大きく変わることも重要なポイントです。

銀行 90%ローン 85%ローン
ANZ $15,845 $7,876
Commonwealth $13,988 $7,057
NAB $14,106 $7,000
Westpac $15,460 $7,512

LMIを借りることが出来るのか?

頭金が少なくなるのは良いが、余分にLMIを支払うのなら、またその分を準備しなくてはいけないのでは?という質問もよく受けます。LMIはローンの額に上乗せして借りることが出来ます。もちろん上乗せした金額が支払えるだけの収入を証明する必要はあります。LMIを借りるにしても借りないにしても、保険会社が融資審査に厳しく関わってくるため、8割までの融資と違い、審査に時間を要したり、余分な書類が必要になったりもします。

LMIという余分な費用を避けたいというのも1つの考えですが、頭金が貯まるまで待つのではなく、1回きりであれば保険を支払ってマイ・ホームを早く手に入れたいという人にとってはありがたいシステムです。


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