夢のマイホーム/住宅ローンをクローズする

夢のマイホーム計画

オーストラリアで夢のマイホーム計画

第108回 住宅ローンをクローズする

2017年6月、信用格付け機関のムーディーズが、オーストラリア4大銀行の長期格付けを1つ引き下げ、「Aa2」から「Aa3」としました。理由は同国の一般家庭における住宅ローンの占める割合が高いことにあります。

確かにシドニーやメルボルンの物件価格からすると住宅ローンが増えてしまうのは仕方がないことかもしれません。低金利の今は問題は無くとも、今後、金利が上がった時のリスクを考え、格付けが下がったとのことでした。

だからと言って、この格付けが非常に悪いのかと言うとそうではありません。ムーディーズの格付け表によると最高位の「Aaa」が「信用力が最も高い」のに対して、「Aa3」は「信用リスクが極めて低い債務に対する格付け」とされています。

ちなみに、日本の大手銀行である東京三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行は「Aa3」の1つ下の「A1」(A:中級の上位と判断され、信用リスクが低い債務に対する格付け)、りそな銀行が「A2」と評価されています。

さて格付けが1ランク下がったものの、それでもまだ評価の高いオーストラリアの金融機関ですが、今回は住宅ローンをクローズする際の費用についてお話ししたいと思います。

住宅ローンをクローズするには、支払いが完済したという以外にリファイナンスや売却など、さまざまなケースがあります。2011年7月以前までは、簡単にリファイナンスをされないように住宅ローンをクローズする際に多額の「解約手数料(Exit Fee)」が掛かりました。11年7月に政府がこの費用を廃止してからは、変動型金利ローンの費用はかなりシンプルになったと言えます(固定型金利の途中での金利解約は高額ペナルティーが掛かります)。

Exit Feeは消えましたが、名前が「Discharge Fee」に変更され、ローンをクローズするための管理費用として大手銀行では150ドルから400ドルの費用が掛かります。その他の費用として、登記から銀行の名前を外すなどのペーパー・ワークによる出費やカウンシルへの支払いも掛かってきます。

ここでは大手銀行について話しましたが、特にその他の銀行に関しては、必ずローンを組む前に調べておくことが必要です。名前を変えて多額の費用を請求する金融機関もあります。融資を受けたくて探している時には考えない終了時の費用など、ローン契約をする前に調べておくことをお薦めします。


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