夢のマイホーム/物件価格と家屋査定

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第110回 物件価格と家屋査定

住宅ローンを組む際、銀行からの融資は8割まで。それを超えると融資のための審査が厳しくなる上に、銀行にローン返済中の万一に備えた保険料金を支払う必要が出てくるということを、本コラムでも何度かお話しさせて頂いています。

ただし、間違いやすいのは、8割と言ってもこれは単純な物件価格に対する割合ではないということです。

審査する銀行によって、借りられる額が大幅に変わってくるのは、融資可能額の計算方法のみならず、融資対象の物件の家屋査定の結果が違うためと言えるでしょう。

例えば、物件の価格が80万ドルであったとしても、銀行が提携する家屋査定士が70万ドルと出せば、銀行はその70万ドルに対してしか融資割合を算出しません。ですので、80万ドルの8割の64万ドルの融資を期待していたとしても、家屋査定が70万ドルと出されれば、融資額はその8割の56万ドルです。期待していた融資額との差額の8万ドルは、ご自身で準備する必要があるのです。

家屋査定は、周辺の最近の売却額を参照に行われるだけではなく、リスク分析としてさまざまな項目ごとに5段階で評価され、その家屋査定額が決定されます。つまり、査定する査定士によって、また評価の基準によっても結果が大幅に変わってくるのも致し方ないと言えるでしょう。

先日、査定士と会話をする機会があったのですが、最近では銀行からの要望によって、評価を厳しめに出さなくてはならないということでした。高騰する物件価格に歴史的な低金利という現在の状況を踏まえ、銀行は融資枠を抑えるため、算出基準だけではなく家屋査定までも調整しています。

実際にどのくらいの融資が可能であるのか、たとえ同じ銀行であっても前月と結果が変わってくることもあると言って過言ではありません。住宅ローンをお考えの方は、モーゲージ・ブローカーとの緊密なコミュニケーションを取っていることが賢明だと言えるでしょう。


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