夢のマイホーム/インタレスト・オンリー商品の危険性

オーストラリアで夢のマイホーム計画

第115回 インタレスト・オンリー商品の危険性

以前の記事でインタレスト・オンリー(Interest Only)ローンについてお話ししたことがあると思います。ローンの利子分のみを返金するだけなので、毎回の支払い額が少なく、多くの投資家に人気のローン商品の1つでした。物件の高騰化に伴い、ローン額も上昇し、居住用購入者の間にも利用者が増えてきました。

ただしインタレスト・オンリー・ローンは元金を返金しないため、インタレスト・オンリー期間が終了した後も元金が全く減っていないという大きなマイナス面があります。昨年よりこのインタレスト・オンリー商品の危険性が指摘され始め、銀行はインタレスト・オンリーの金利を増加させ、この商品離れを促進させようとしています。

表にあるように投資物件に対する金利は居住用に比べて高いのですが、インタレスト・オンリー・ローンになると更に高額となります。この銀行の動きのお陰か、ファースト・ホーム・バイヤーが統計上戻りつつあると言います。

インタレスト・オンリーと元金返済型ローンの銀行別金利一覧

ANZ CBA NAB Westpac
投資用 インタレスト・オンリー 5.36 5.64 5.40 5.45
元金プラス利子 4.90 5.20 4.84 4.94
居住用 インタレスト・オンリー 4.85 5.17 4.92 4.98
元金プラス利子 4.30 4.62 4.28 4.39

※2018年1月現在のパッケージ・レートを参照しています。金利は頻繁に変動したり、ローンの金額により異なります。

支払い金額が減額できるということで選択したインタレスト・オンリー・ローンだったのが、金利が上がってしまいモーゲージ・ストレスを感じる人も増えてきていると言います。

専門家が指摘するのは、このインタレスト・オンリー・ローンの期間終了後に、リファイナンスをしようとしても、更に厳しくなった銀行のポリシーで、リファイナンスができずに物件を手放さなくてはならない人も多く出てくるのではないかということです。

恐らく2、3年後に専門家の見解が正しいのかが明るみになると言います。恐ろしいのは、昨年の調査で、自身の契約しているローンがインタレスト・オンリーであることを知らない人が結構いるということも分かっています。現在モーゲージをお持ちの方は、今一度ご自身のローンがどの商品であるかを確認されることをお勧めします。


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住宅ローン・コンサルタント(MFAA正式会員)
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