夢のマイホーム/融資枠の変化

オーストラリアで夢のマイホーム計画

第123回 融資枠の変化

高騰が続いたシドニーの不動産価格も、最近では下落を見せるエリアや物件が少しずつ増えてきています。

しかし、政策金利が歴史的な最低値を継続している中で、物件を購入したいという人が減ったわけではありません。大きな理由の1つとして、銀行の厳しい融資規制が挙げられるでしょう。

先月、融資を申請したAさんのケースを見てみましょう。

Aさんは5年前にも物件を購入している、銀行融資の経験者です。5年前のコンサルテーションの時に算出した銀行の最大融資枠の数字を見て、「これほどたくさんのお金を銀行は貸してくれるのですか?」と、驚きの声を上げておられたことを思い出します。

今回の融資では、5年前の数字からは想像がつかない程に保守的なギリギリの数字でした。

オフ・ザ・プランの物件が間もなく完成とのことでの融資の申請で、前回にはなかった家庭の経費詳細を細かく宣言します。またローンを30年で申請しますが、この間にリタイアする場合、何歳でリタイアを予定しているのかを回答する必要があります。同時に、その時の残高のローンをどのように返済していくのかなどの回答も必要となってきます。

もちろん、現時点で出す回答と違う将来になったからといって、銀行がそれを確認しに来るわけではありません。昨今のロイヤル・コミッションの対応策として、銀行が融資を希望する人に対して、「先のことも考えて、それでも融資を希望しますか?」という意思表示の確認をしているものと思われます。

Aさんは、これらの厳しい条件でも希望する融資額が可能だと分かり、ホッとしていました。しかし、収支関係の審査が終わったからといって本承認が取れるわけではありません。最後の大きなハードルは銀行の出す家屋査定です。

マーケット価格が下落を見せ始めている中、家屋査定で売り値割れの数字が出されるケースも少なくありません。次回は家屋査定についてお話ししたいと思います。


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住宅ローン・コンサルタント(MFAA正式会員)
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