第83回 ローン申請時のギフト

夢のマイホーム計画

 

オーストラリアで夢のマイホーム計画
第83回

ローン申請時のギフト

「買い時か、買い時ではないのか」、これは誰にも回答できる問題ではありませんが、物件価格の高騰が続いているのは確かです。先月、ロックデールで物件を探しているお客様から、気に入った物件のオークションで「63万ドル出せば競り落とすことができる可能性大と不動産会社は言っていたが、最終的な競り落とし金額は81万5千ドルだった」と伺いました。同じ時期にマリックビルの古い3ベッドルームの家は、リザーブ価格より70万ドル高い240万ドルで売却されたというニュースもありました。もはや「買い時か」ではなく「買うべきか、買うべきではないのか」の問題へと変わりつつあります。

高くなった物件を購入するために、最近では家族からの援助を受ける人も少なくはありません。ローン申請時に頭金としてまとまったお金を支援してくれる人がいるというのはありがたい話です。今日はその支援金、いわゆる贈与金を銀行がどう見るかといったお話をしたいと思います。

 

返金しないという誓約

もちろん贈与金ということなので「返済をしない」ことが銀行にとって第1条件となります。貸借ということであれば、銀行は別途ローンがあると計算し、銀行からの融資枠が減少もしくはほとんど借りられないという場合も出てくるでしょう。贈与金で返済義務がないということであれば、融資枠計算に影響は出ません。

贈与金は、基本的に身近な肉親(親、祖父母、兄弟姉妹)からに限られ、贈与者は法的書類に返済義務のない資産を贈与すると宣言、署名をする必要があります。

 

いつの時点で贈与するのか

以前のような100パーセント・ローンという商品がなくなった今、ローン申請者は最低でも物件価格の5パーセント分の頭金を自分で準備する必要があります。これは銀行がローン申請者に貯蓄能力があることを確かめるためです。ご自身で準備できる頭金が少ない場合には、贈与金は3カ月以上口座に残っていることを証明する必要があります。2割以上を自分で準備、別途贈与金を利用する場合には、本承認をもらうギリギリに入金することも可能です。

贈与金か担保保証か

家族が物件を持っているので、担保として協力するという方法もあります。まとまった現金を贈与金とすると、キャッシュ・フローが問題となります。担保保証は、所有物件を担保にするだけなので日ごろの生活に大きな影響を及ぼすことはありません。ただし、万が一返済ができなくなってしまった場合には、担保物件のすべて失うことになるので危険性は担保保証が断然高いといえます。


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