【税とビジネス】オーストラリアでビジネスの扉を開こう


オーストラリアでビジネス。扉を開くのはあなたです

新年度になりました。起業、独立開業をしようとしている人もいるのではないでしょうか。ビジネスは「難しそう、自分には縁のないこと」と思うかもしれません。しかし、ここオーストラリアではビジネスの売買、開始は日常茶飯事。ワーホリでも学生ビザでも、永住者でも働けるビザがある人は明日にでも始められます。

ビジネスを始める上でまず考えなくてはならないことは、「何を」「誰が」「どのように」の3つです。

まず「何を」ですが、どのようなビジネスを運営していくのか、を考える必要があります。飲食店を開業する、日本の商品を輸入して売る、オンライン・ショッピングを始めるなど、「どのように」にも関わってきますが、大きな「何」から具体的な小さな「何」まで考えなくてはなりません。

次に「誰が」です。当たり前だ、自分だ、と思うはずですが、オーストラリアではビジネスをする主体は4つあります。自分がするのはSole Traderと呼ばれる形態のみとなります。法人(会社)を設立する場合は、実はビジネスをするのは自分の動かす自分の会社ということになります。どの「誰」でビジネスを運営していくかは、ビジネスに精通した会計士、弁護士に相談されるのがベストです。この「誰」を決めなくては、ビジネスをする実体が存在しないため契約も何もできません。これを飛ばして勢いでビジネスを始めてしまう人がいるので、後で遵守事項などにおいて困ったことになることがあります。

その後にくるのが「どのように」です。経営者として、どのような戦略の下にビジネスを行っていくかを考えることになります。これには確かなビジョン、計画、財務プラン、マーケティング・プランが必要となります。

注意すべき点は、自分がビジネスに関わるということは、職業が変わるということです。例えば、今まで料理を作っていた料理人が自分でレストランを経営する場合、料理人ではなくなり“経営者”になります。つまり、キッチンで料理を作るだけではなく、経営戦略の立案、遵守事項の順守、リーダーシップなど今までとは違った仕事を求められることになります。また、ビジネスは売り上げを伸ばす、大きくするという攻撃面だけではありません。それに伴う責任、税務、最低賃金規定など遵守事項が必ず付いてきます。

オーストラリアには日本よりまだまだチャンスがたくさんあります。ビジネスの基本は小さく始めること。日本人ならではの強みをビジネスを通して発揮し、オーストラリアにて、日本から訪れる人を、同じ日本から来た従業員を幸せにすることを目指してみてはいかがでしょうか。さあ、扉を開くのはあなたです。



賀谷祥平
◎競馬騎手、Ezy Tax Solutions Pty Ltd代表取締役。豪州公認会計士、米国公認会計士、登録税理士。James Cook University MBA、University of New England会計学修士、上智大学経済学部卒。2001年上智大学在学中に、騎手を志し豪州の競馬学校に入学。03年、NSW州Coffs Harbour競馬場にて騎手デビュー。現在はNorth QLDで騎乗している。
Web: www.facebook.com/shoheikaya

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