【税とビジネス】2018年度タックス・リターンへの備え

2018年度タックス・リターンへの備え

会計年度末の6月となりました。年度末は節税対策の時期ですが、節税戦略については私の過去の記事、または「Ezy Tax Online」ブログをお読み頂くか、会計士へコンサルティングをご依頼ください。今回は7月からの18年度タックス・リターン(確定申告)期に備え何をしたら良いか、重要な点を簡単にご説明します。

●個人税務

経費となる領収書の整理、記録の作成・整理

18年度タックス・リターンではATOの経費に関するチェックが厳しくなります。領収書の保管は今まで通り当然必要ですが、携帯電話、自家用車(通勤は経費計上不可)、インターネット、家での仕事、公共交通(通勤は経費計上不可)、出張は、必ず仕事で使った際の記録を付けておきましょう。また、7月以降に必要となる物を前倒しで購入することで、18年度内での経費計上が可能となります。

スーパーアニュエーションへの拠出で節税

スーパーアニュエーション(以下、スーパー)への拠出でさまざまな節税対策があります。給料の一部の拠出や、18年から変更となった配偶者のスーパーへの拠出による税控除など、6月末までに支払わないと手遅れになるスーパーへの拠出での節税も考慮に入れると良いでしょう。

●ビジネス

2万ドル未満の機械、車の購入

節税対策として2015年5月12日から17年6月30日の期間限定で認められていた、2万ドル未満の機械、車などの固定資産の一括計上ですが、5月8日発表の連邦予算案で19年度も続行が決定しました。

給与記帳の確認

7月14日までに従業員に配布するPAYGペイメント・サマリー及び給与の締めも重要です。6月末までの給料をきちんと入力してあるか確認し、それを元にPAYGペイメント・サマリー及びPAYGレポートを作成、従業員に配布、ATOに8月14日までに申告しなくてはなりません。
 6月までの給料の記帳が間違っている場合、そのまま申告してしまうと、ATOから連絡があると共に、後で大きな費用が掛かります。また、従業員にも迷惑が掛かります。よって、6月最後の給料を払ったら、至急給与支払いの記帳のチェックをすることが重要となります。また、同じ給料でも「Allowance」として出すことで、従業員(会社の場合、自分も)が経費計上しやすくなります。
 年度末はいろいろな裏技がありますが、詳しくは税務会計士にご相談ください。


賀谷祥平
競馬騎手、Ezy Tax Solutions Pty Ltd代表取締役。豪州公認会計士、米国公認会計士、登録税理士。James Cook University MBA、University of New England会計学修士、上智大学経済学部卒。2001年上智大学在学中に、騎手を志し豪州の競馬学校に入学。03年、NSW州Coffs Harbour競馬場にて騎手デビュー。現在はNorth QLDで騎乗している。
Web: www.facebook.com/shoheikaya

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