ロックネーン自由党幹事長も辞職

クレドリンとおしどりで党権力の采配

 トニー・アボット氏がマルコム・タンブル氏に自由党党首と首相の座を追われ、それに伴って、アボット前首相の首席補佐官を務めていたピータ・クレドリン氏もその職を辞職していた。10月8日、クレドリン氏の夫で自由党幹事長を務めていたブライアン・ロックネーン氏が幹事長辞職を発表した。クレドリン氏とロックネーン氏が夫婦で政権党の最高権力に近い位置を占めていることについてはしばしば「利害の抵触」と言われていた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、ロックネーン氏は、10月7日に辞職の意をタンブル首相に伝えており、アボット首相失脚が辞職の理由ではないと否定している。後継には自由党NSW州支部幹事長で自由党党人として知られるトニー・ナット氏が選ばれるとみられている。自由党議員の中には、「アボット氏失脚からは当然の成り行き」と考えている者もいるが、ロックネーン氏は、アボット氏を党首に抱いても次期選挙で敗北することはなかった。我々には明確な戦略があり、アボット氏を党首兼首相に来年選挙の臨んで勝利するはずだった。労働党はまだ政権を執る用意ができていない。前回選挙での敗北の理由を解消できていないではないか」と語っている。

 一方、タンブル首相とロックネーン幹事長の間に対立が生まれていたのではないかという憶測も流れているが、ロックネーン氏はこれを否定し、「マルコムとは12年間協力し合ってきた。私は総選挙を4回幹事長として戦った。党首が替わったのだからそろそろ潮時かと思う」と語っている。

 また、党首や首相が交替する頻度が激しくなっていることについて、「アメリカにはドナルド・トランプやバーニー・サンダーズがいる。イギリスにはジェレミー・コービンがいる。オーストラリアだけ違うと言うことはない。政治がますます細分化されてきているのではないか」と語っている。
■ソース
Brian Loughnane stands down as Liberal Party director, insists Coalition was on track to win election with Tony Abbott as leader

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