ナイト爵位廃止―ターンブル首相表明

チャールズ皇太子の受勲で批判


 マルコム・ターンブル首相は11月2日、オーストラリア勲章(Order of Australia)の制度変更について声明を発表し、最高位の爵位で男性に与えられる「ナイト」と女性向けの「デイム」を廃止したことを明らかにした。これらの爵位について閣議が「近代的な勲章制度にふさわしくない」と決めたことを受けた措置。既にナイトとデイムを受勲した人物は影響を受けない。オーストラリア勲章の任命方法についても変更はない。

 ナイトとデイムは2014年にトニー・アボット首相(当時)が復活させた。以来、ピーター・コスグローブ連邦総督、クウェンティン・ブライス前連邦総督、英国のチャールズ皇太子、アンガス・ヒューストン前国防軍最高司令官、マリー・バシャー前NSW州総督が受勲した。アボット氏は今年1月、オーストラリア人ではないチャールズ皇太子にナイト爵位を与えたことで批判を受けた経緯がある。

 今年9月、立憲君主制の維持を主張するアボット氏から、過去に共和制移行運動を主導したターンブル氏に首相が交代した。ナイトとデイムを廃止することで、ターンブル氏の独自色を打ち出す狙いもあると見られる。


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