10人制ラグビー国際大会 “ブリスベン・グローバル・テンス”が来年2月開催

日本に帰化したガットン出身のパナソニック・ワイルドナイツのヒーナン・ダニエル(中央)ら、出場チームの選手が一堂に会した(Photo: Taka Uematsu)

日本に帰化したガットン出身のパナソニック・ワイルドナイツのヒーナン・ダニエル(中央)ら、出場チームの選手が一堂に会した(Photo: Taka Uematsu)

 2017年2月、ブリスベンで世界6カ国から選りすぐられた14チームによる、“テンス”と呼ばれる10人制ラグビーの国際大会“ブリスベン・グローバル・テンス”が開かれることが8月4日、正式に発表された。

 来年2月11~12日の2日間にわたり、世界レベルの14チームが一堂に会し、ノックアウト方式で行われる同大会。その28試合全て、豪州有数の球技専用スタジアムとして名高いサンコープ・スタジアムが会場となる。大会に参加が決まっているのは、豪州、ニュージーランドのSR全クラブ、南アフリカからSRのブルーブルズ。更には、フランスからトゥーロン、日本からパナソニック・ワイルドナイツと両国のプロリーグを代表する強豪も参戦、サモアは10人制の代表チームを編成して国の威信を懸けて出場してくる。

 同大会は、数多くのスポーツ・イベントの立ち上げと開催に実績のあるNZのドゥコ・イベント社(デービッド・ヒギンス社長)のイニシアチブにより、QLD州政府、QLD州観光局、ブリスベン市役所の全面的な協力の下で開催される。同社のレイチェル・キャロルCEOは、「ブリスベンという最高のロケーション、サンコープ・スタジアムという最高の球技専用スタジアムで行われる世界最高峰のクラブによる大会は、非常にエキサイティングなものになると確信している」と大会の意義を熱く語った。

 現地在住の日本人ファンにとってうれしいのは、日本代表FB五郎丸歩が加入したばかりのフランスの強豪トゥーロンの参戦もあり、多くの日本代表選手を間近で見られる機会が持てることだ。今年6月までQLDレッズに所属していた五郎丸の出場が実現すれば、SRでの最後の試合となった今年5月のサンウルブズ戦以来、10カ月ぶりのブリスベンでの雄姿となる。その他にも、パナソニック所属の日本代表HO堀江翔太、SH田中史明、WTB山田章仁。レッズ所属のFLツイ・ ヘンドリックや、同日にメルボルン・レベルズへの加入が発表されたばかりのNo.8アマナキ・レレィ・マフィなど日本ラグビーを背負って立つ錚々たる顔ぶれが、同時に多く見られる機会はまたとない。

 当紙の取材に応じたレッズのニック・スタイルズ監督は、「10人制をコーチしたことはないが、7人制と15人制の要素を併せ持つ競技として非常に面白いものと理解している。SRの各チームはこの大会で走り回って、(2週間後に)迫っているSR開幕に向けてのフィジカル向上にも有効だし、間違いなくエキサイティングな大会になる」と大会を展望する。

 この日のイベントに参加したレッズFBカーマイケル・ハント、パナソニックLOヒーナン ダニエルなど、一流選手のほとんどがプレー経験がないという“テンス”。FW、BK各5人の10人が10分ハーフ、選手交代無制限で戦われる。15人制と7人制の“いいとこどり”の競技は、高い潜在性を持つと言われ、世界有数のチームによる大規模な“テンス”の大会に注目が集まるのは必至。

 メディアの取材に応じたケイト・ジョーンズ州教育観光相が、「ブリスベンという都市が大きなスポーツ大会をホストするにふさわしい“スポーツ・キャピタル”との評判を今まで以上に強固にする最高の機会」と語る大イベント。国内外から多くの観客が訪れる来年2月、ブリスベンは世界中のラグビー・ファンの耳目を集めることになる。

(本紙特約記者/ブリスベン 植松久隆)

大会は、QLD州、ブリスベン市、そしてQLDレッズにとってもまたとない機会となる。写真左から、ケイト・ジョーンズ州教育・観光相、レッズFBカーマイケル・ハント、ブリスベン市グラアム・クワーク市長(Photo: Taka Uematsu)

大会は、QLD州、ブリスベン市、そしてQLDレッズにとってもまたとない機会となる。写真左から、ケイト・ジョーンズ州教育・観光相、レッズFBカーマイケル・ハント、ブリスベン市グラアム・クワーク市長(Photo: Taka Uematsu)

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る