BHP社名変更、豪州のルーツ前面に

豪英系資源最大手、「物言う株主」に対抗

WA州にあるBHPのニューマン鉄鉱石鉱山(Photo: BHP)

WA州にあるBHPのニューマン鉄鉱石鉱山(Photo: BHP)


 株式時価総額で世界最大手の資源企業、BHPビリトンは15日、会社のブランド名から「ビリトン」を取って「BHP」に変更したと発表した。オーストラリア企業としてのルーツを強調する広告キャンペーンも開始した。株主の利益を最大化するため本社を英国に一本化するべきだと主張する「物言う株主」に対抗する狙いがありそうだ。

 同社は2001年、NSW州西部の鉱業都市ブロークン・ヒルに源流を持つオーストラリアの資源大手ブロークン・ヒル・プロプライエタリー(BHP)と、南アで主に操業する英資源大手ビリトンが合併して発足した。メルボルンとロンドンに本社を構え、オーストラリア証券取引所(ASX)とロンドン証券取引所(LSE)に上場している。これに対し、大株主のファンドマネジャーである米エリオット・アソシエーツは先ごろ、二元上場を廃止して本社を一本化するべきだと主張していた。

 連邦政府は2社の合併案が浮上した当時、オーストラリアを代表する大企業の海外流出は認められないと判断。拠点をオーストラリアに残すことを条件に、2社の合併を承認した経緯がある。今回のエリオットの主張についても、国益にそぐわないとして反対している。

 BHPのジェフ・ヒーリー渉外担当取締役は声明で「広告キャンペーンは、我が社が持つオーストラリア企業としての伝統の大切さと、地域社会への貢献について語りかけるものだ」とした上で、「ロゴをオーストラリア人に長年親しまれてきたブランドであるBHPに変更した」と述べた。


■BHP News Release
BHP launches Think Big brand campaign

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