フォリー氏が党首辞任、痴漢疑惑は否定

名誉毀損で訴えも検討—新党首は再考即す

 公共放送ABCの女性記者に対する痴漢行為の疑いが浮上し、去就が注目されていたルーク・フォリーNSW州野党労働党党首は11月8日夕、記者会見で党首を辞任すると表明した。疑惑については「事実に反する」と完全否定し、名誉毀損での訴えを念頭に弁護士と協議に入ったことを明らかにした。NSW州下院議員は辞職しない。公共放送ABC(電子版)が報じた。

 2019年3月に次期州選挙を控えたタイミングでスキャンダルが明るみに出たことで、フォリー氏は退陣に追い込まれた。同氏は「無実を晴らすための戦いと選挙戦を同時に進めることは不可能だ」と辞任理由を述べ、質問を受け付けずに会見を数分で終えた。

 フォリー氏の疑惑は与党議員が10月、州議会で公表したが、同氏は「議員特権を利用した政治的な攻撃だ」と真っ向から否定していた。しかし、女性記者が11月8日、沈黙を破って声明を発表。2016年11月のパーティでフォリー氏が「ドレスの後ろの隙間から下着の中に手を入れ、尻を触った」と痴漢行為の詳細を暴露していた。

 後任の党首には、マイケル・デイリー副党首の昇格が確実視されている。デイリー氏は9日、「ルーク(・フォリー)は法的手続きを進めるかどうか注意深く考えるべきだ」と語り、再考を促した。州労働党は10日に両院議員総会を開き、デイリー氏を新党首に選出する見通しだ。

■ABC News
Luke Foley ‘should reconsider legal action’ over Ashleigh Raper’s statement, deputy says

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