VIC最高裁がセツカCFMEU書記長を門前払い

労働党除名問題でセツカの「差し止め請求」に断

 ジョン・セツカ建設林業鉱山エネルギー労働組合(CFMEU)VIC州支部書記長の発言をめぐり、国内労組の間で対立が生まれた他、アンソニー・アルバネージ労働党党首がセツカ氏の党除名を組織に諮っている一方、セツカ氏も党除名差し止め請求をVIC州最高裁に出していたが、州最高裁は政党の除名問題を管轄外として、セツカ氏を門前払いした。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 州最高裁は、労働党内部の問題に干渉することはできないとしたが、労働党全国執行部は党員の除名手続きでは党VIC州支部の規約に従わなければならないと判断を下している。

 連邦労働党のアルバネージ党首はセツカ氏除名の考えを変えておらず、2019年6月には党組織名でセツカ氏宛てに、セツカ氏の女性に対する態度、特にロジー・バティ家庭内暴力根絶運動家に対する発言などが現代の党員にふさわしくないとして、セツカ氏の党除名を計画していることを伝えている。

 同月、セツカ氏は、妻のエマ・ウォルターズ氏に短時間に大量のテキスト・メッセージを送り、暴力をほのめかす雑言を吐いている。裁判で有罪を認めたセツカ氏に対して法廷は言動改善プログラムに出席するよう命令し、また善行保証命令を下している。

 セツカ氏は、セツカ氏自身の党除名はVIC州支部の権限であり、労働党全国執行部には除名の権限はないとして差し止め請求を求めていた。

 ピーター・リオーダン判事は、「この問題のような任意加盟の非法人組織の内部決定について裁判所は介入できない」と判決理由を述べており、これまでにも、「この問題は連邦高裁に行くのではないか」と語っている。

 セツカ氏の発言と党VIC支部書記長辞任要求拒否の是非を巡り、国内労組運動にも亀裂が入っていることが伝えられている。
■ソース
John Setka fails in Supreme Court bid to stop Labor Party expulsion process

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