WSW、ドローで小野のホーム最終試合を飾れず(Aリーグ第26節)

 小野伸二のウェスタンシドニー・ワンダラーズ(WSW)は、5日、ホームに既にシーズン優勝を決めたブリスベン・ロアを迎えて、11のドロー。シーズン残り1試合を残した段階で、2位を死守した。

 この試合は、WSWのレギュラーシーズンのホーム最終戦ということで、スタジアムは今季限りの退団が決まっている小野のフェアウェル・ムードに包まれた。試合前には、小野の似顔絵と日本語で「ありがとう」と書かれた巨大な横断幕が、熱心なサポーターが陣取るゴール裏席を覆った。

 小野のホーム最終戦に何とか勝利を挙げたいWSWは、今季のリーグ戦で他を寄せ付けずに優勝したロア相手にも、臆さずに果敢に攻めたてる。小野も熱いサポーターの気持ちに応えようと、気持ちの入ったプレーでチームの攻撃をけん引する。

 試合が動いたのは、前半34分、ゴール前に入ったボールをWSWDFがクリア・ミス。そのこぼれたボールをロアのFWペトラトスがシュート。DFに当たったボールを、走り込んだんロアMFミラーが蹴り込んで、ロア先制。

 前半43分には、小野が見せ場を作る。ゴール前のやや距離のあるところからのフリーキックを蹴ったボールは、ゴール右隅にそのまま入ろうかという鮮やかな軌道を描くも、ロアのGKセオが辛うじて弾き出す。

 ロアの1点リードのまま前半を終了して、迎えた後半60分。ムーイが前線に思い切って蹴り込んだボールに右ウィングのブリッジが反応。相手DFに当たったボールをキープしたブリッジはDFに付かれながらも、駆けこんでくるFWユリッチにボールを送り返す。ユリッチがそのまま振りぬいて同点弾を流し込み、試合を振り出しに戻した。

 小野は後半89分に満場の拍手に送られながら、交代でピッチを退いた。試合途中の小野の背番号にちなんだ前半21分にも、満場のファンが紙ふぶきを飛ばし、花火が打ちあがるなど、この日は小野のフェアウェル一色の試合となった。

 引き分けで勝ち点を1しか積み上げられなかったWSWだが、得失点差で何とか2位の座は確保。第26節終了時点で、2位から6位までが勝ち点3の中にひしめき合う大混戦で、ファイナル・シリーズの組み合わせに影響する順位争いは最終節までもつれこむ。

 WSWは、次節、アウェーでレギュラー・シーズン最終節のメルボルン・ハート戦(アウェー)を戦う。この試合に勝てば、ファイナル・シリーズのセミ・ファイナルからの参戦が確定する。

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