ハイドロ・マジェスティック・ホテル修復

ブルー・マウンテンの歴史建造物

 シドニー西方の台地、ブルー・マウンテンのメドロウ・バスに古くからある白亜の建物はこれまでレストランなどが経営を続けてきたが、往年の「ハイドロ・マジェスティック・ホテル」は門戸を閉ざしたままだった。このたび3,500万ドルをかけてようやく修復が完成し、過去の栄光を取り戻した。

 このホテルは100年以上も前の1904年に建てられ、かつてはコスチューム・パーティの会場になり、また傷痍軍人病院として使われることもあった。しかし、過去10年間、ホテルは閉鎖され、過去6年間は修復作業が行われていた。

 名前の由来は建物が水療法のスパ(hydropathic spa)を中心にしていることから来ており、20世紀初めにシドニーの大手デパート社主、マーク・フォイ氏が建て、1909年まで水治療スパを運営していた。フォイ氏のデパート建物は今もハイドパーク南西端筋向かいに残っており、現在は「ダウニング・センター」と呼ばれる裁判所が入居している。建物の外壁のタイル飾りは今も当時のよすがを残している。

 1909年以降は高級ホテルになっていた。正面のドーム屋根はフォイ氏がシカゴで買って、シドニーに運び、さらにそこからブルーマウンテンまで牛の引く荷車で運ばれてきた。

 その後2008年にはフオン・グエン氏とジョージ・サード氏が1,100万ドルで買い取り、修復工事を始めていた。

 1920年、元オーストラリア連邦初代首相のエドマンド・バートン氏がこのホテルで心臓マヒを起こして倒れた。その後、第二次世界大戦中には米兵向けの戦傷者を治療する病院になっていた。2008年に買い取られた時はかなり荒れ果てていたが、今回の改修で往年の栄光を甦らせたと言われている。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-10-30/blue-mountains-hydro-majestic-hotel-re

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