シドニー中心部で人質事件

窓にアラビア語の旗、イスラム過激派が関与か

 15日午前10時ごろ、シドニー中心部マーティン・プレイスのチョコレート店「リンツ・ショコラ・カフェ」に、武器を持った男が押し入り、店内にいた従業員と複数の客を人質に取って立てこもる事件が発生した。

 国営放送ABCニュースによると、店内には従業員だけで10人いたことから、人質は数十人に上るとみられている。カフェの窓にはアラビア語で「アラーのほかに神はなし」と記された黒い旗が掲げられ、中東のイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」との関与が疑われているものの、犯行声明は出ていないため、事件の背景は不明。

 現場は、オーストラリア準備銀行(中央銀行)やテレビ局「チャンネル7」、州最高裁などが立ち並ぶオフィス街。近くには大型ショッピング・モールもあり、現場は一時騒然となった。現在、マーティン・プレイス周辺は立ち入りが規制され、退避措置が取られている。

 一方、同日午前、現場近くの観光名所オペラ・ハウスで不審物が発見され、閉鎖措置が取られた。警察は現在、人質事件との関連性を調べている。

 これらの事件を受け、アボット首相は「非常に憂慮すべき事態」とコメントした上で、州政府と連携し事件解決にあたると発表した。

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