空港ゲートの沙汰も金次第、特別料金で迅速入出国手続

保守連合政権2016年予算案でダットン移民相が計画案

 保守連合連邦政府のピーター・ダットン移民相は、「入出国手続きの長い行列が海外からの観光客の不満の種になっている。特別料金を払う用意のある旅客には空港での『プレミアム』措置も考えている」案を発表した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 予算案発表に合わせて発表されたこの空港での「プレミアム」体験は、「差別待遇」の不評も出てくることが予想されるが、フェアファクス・メディアは、「特別料金で入出国手続き特別ゲートや特別ターミナルでの迅速審査」が検討されていると報じている。この特別料金制度はシドニー、パース、メルボルンの空港で実施されることになる。

 公式データによると、昨年度の旅客の苦情のトップがこの空港での長い行列だった。最近の空港では90分の行列も現れているとのことで、この制度が発足した場合、この「プレミアム」サービスの料金を空港運営会社が政府に支払い、空港側はそのコストを航空会社や旅客から徴収するということになる。しかし、この制度の政府収入がどの程度の額になるのかは、「企業秘密」として明らかにしていない。

 現在、一部の空港ではビジネス・クラスやファースト・クラスの旅客向けに入国審査特別レーンが設置されているが、「プレミアム」サービスはさらに追加で設けられることになる。ダットン移民相は、「このサービスは受益者負担と言うことで、入出国審査手続きそのものは従来とまったく変わらない。単に行列に並ばなくていいと言うことである」としている。

 観光運輸フォーラム・オーストラリアのマージー・オズモンドCEOは、「アジアからの観光客が増えてきており、様々な旅客のニーズに対応することが重要。この制度案は、航空会社が料金の違いで座席に格差を付けることと変わらない」と肯定的な評価をしている。
■ソース
Government plan lets you skip airport queues – if you are willing to pay

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