日本政府はオーストラリアからの生体牛の輸入を当分禁止

ヨーネ病陽性の牛が発見されたことを重大視、無期限措置

 オーストラリアから輸入された検疫検査済み牛の検査でヨーネ病陽性牛が見つかったことを重大視した日本当局は、当面無期限に豪の肥育素牛および繁殖牛の生体輸入を禁止すると発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 連邦政府農業省も、日本当局の生体牛輸入禁止措置発表を憂慮している。また、生体牛が基準条件に合わせて用意されているかどうか調査すると発表している。

 バーナビー・ジョイス農業相の広報官は、「オーストラリアの生体牛輸入が日本で禁止されたことが気がかりだ。日本当局と協議し、この問題をできる限り早く解決したい」と述べている。

 ヨーネ病感染はオーストラリアではまれで、細菌によって引き起こされ、下痢、削痩、泌乳量の低下などから最終的に死に至る。子牛の時期に感染するが数年は発症しない。

 ジョイス農相の広報官は、「日本の検査官は検疫を通過した牛からヨーネ病病原菌を発見している。感染が発見された牛は、先週メルボルン郊外の牧場から輸出されたホルスタイン種の未経産牛300頭に混じっていた」と語っている。

 日本に輸出される未経産生体牛の頭数は小さいが、臨時禁輸措置は、月間1000頭とされる「Wagyu」肥育素牛の輸出に大きな影響が予想される。

 オーストラリア産牛の輸出相手国としては日本は第9位で2015年度には1,460万ドルだった。豪州家畜輸出業者協議会(ALEC)のアリソン・ペンフォールドCEOは、「ヨーネ病が発見された牛はオーストラリア側で輸出可と認定された牛であり、本来オーストラリア国内でヨーネ病陰性と判定されなければならなかった。また、輸出される動物はすべて相手国の基準条件を厳しく満たしていなければならない。現在、政府間協議が行われている」と語っている。
■ソース
Japan temporarily bans live cattle exports from Australia over bovine Johne’s fears

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