「ラベルに偽りあり」のスーパーマーケットのフリー・レンジ鶏卵

どこもCSIRO/RSPCAの「フリー・レンジ」基準条件満たせず

 大手4スーパー・マーケット・チェーンで「free range(平飼い)」と表示された鶏卵のパッケージで、連邦科学産業研究機構(CSIRO)や動物虐待防止協会(RSPCA)の認める「free range」表示基準条件を満たしている商品がほとんどない。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 フェアファクス・メディアが、ウールワース2店、コールズ2店、IGA(独立系)1店を回り、「free range」と表示された鶏卵パッケージ30種近くを購入した結果、CSIRO及びRSPCAの「free range」表示基準条件を満たしているのは3商品だけだった。

 フェアファクス・メディアでは、消費者団体のCHOICEで開発したアプレット、Cluck ARを用いてスーパーマーケットの商品棚の鶏卵パッケージをスキャンし、どの製品が条件を満たしているかを調べたが、たとえばウールワース2店の場合、条件を満たしている商品はなかった。

 CHOICEによると、全国のコールズ、ウールワースで販売している「free range」鶏卵ラベル46種のうち、CSIRO/RSPCAの基準を満たしているのは10種類だけだった。また、メルボルンのコールズ、ウールワースのホームブランド鶏卵は、「free range」の表示があってもCSIRO/RSPCAの基準を満たした商品は一つもなかった。

 コールズ、ウールワースの場合、「free range」表示が法的に認められる最大飼育密度、1ヘクタールあたり1万羽の平飼いがほとんどで、CSIROが編成し、RSPCAが支持している「free range」表示は、1ヘクタールあたり1500羽を超えないことが条件になっている。CHOICEでは、このCSIRO/RSPCAの基準条件が「正真の」free rangeと見なしている。

 ALDIも自社ブランドのケージ飼い鶏卵を販売しており、そのfree range鶏卵もCSIRO/RSPCAの基準を満たしていない。

 一方、フェアファクス調査員が訪れたIGA1店の場合、商品棚の鶏卵ブランドは1種類だけで、それはCSIRO/RSPCA基準を満たしていた。IGAは独立スーパーマーケットの連合体であり、個別店が地元業者から仕入れていると回答している。
■ソース
Major supermarkets struggle to pass CSIRO/RSPCA code on free-range eggs

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