民間企業からメルボルン・シドニー高速鉄道建設案

過去に何度も立ち消えした大陸東部幹線鉄道

 企業は「Consolidated Land and Rail Australia (CLARA)」社。総工費2,000億ドルの高速鉄道建設案は、シドニーからキャンベラ、ヒューム・ハイウエイ沿いの経路でメルボルンに至る。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同社の計画案では、途中停車駅は8箇所、さらに沿線に新しい地方都市計画も含まれている。

 CLARA社共同設立者のニック・クリアリー会長は、「線路用地のうち、民間所有地については半分近くをすでに売買交渉を済ませている。合意ができており、用地の法的管理も可能になっている。この鉄道は単にシドニーとメルボルンを結ぶだけでなく、産業の地方分散化も図っている。両州都間の特急で所要時間は1時間50分程度になる見込みであり、8駅すべて停車すれば、2時間45分程度になる」と語っている。

 CLARAの役員にはアメリカの官庁、民間部門の人材の他、スティーブ・ブラックス、バリー・オファレルら前州首相、それにアンドリュー・ロブ前貿易相らも顔を並べている。また、資金もオーストラリアとアメリカの双方から出ている。

 ブラックス氏は、「過去に何本も計画が出されては消えていったが、シドニー・メルボルン間は必ず実現する。メルボルン・シドニーの航空路線は世界でも3番目に運航の頻繁な路線だ。また、このプロジェクトはVIC州とNSW州の既存都市に隣接して持続性のある都市の開発も視野に入れている」と語っている。

 また、「この鉄道の建設は少なくとも20年はかかるが、州、連邦政府の資金には頼らない。ただし、州、連邦政府の協力や認可を必要とすることは明らかだ。この鉄道計画は地域開発、地方分散化、それにメルボルン・シドニー間の路線周辺部の土地利用も視野に入れている。それでメルボルン・シドニー間の高速鉄道建設資金が捻出されることになる。その資金はメルボルンとシドニーの膨大な人口によってまかなわれる」と語っている。
■ソース
High-speed rail link between Melbourne and Sydney proposed by private company

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