TAS州東部海岸地域でサケ養殖と観光業対立

富豪環境派、大規模養殖場は観光にマイナスと

 TAS州ホバートの北東海岸地域トリアブナの町はかつてはガンズ社のウッドチップ工場で栄えた町だが、TAS州のチップ用原生林伐採が停止され、ガンズ社が去った後はさびれていた。富豪環境派のグレアム・ウッド氏がこの町のガンズ社跡地に宿泊施設、レストラン、会議場などを備えた観光施設を計画し、開発認可申請を出しているが、隣接するオークハンプトン・ベイにはサケ養殖から缶詰までの事業を行うタッサル社がサケ養殖場開発認可を申請している。ウッド氏はこの養殖場開発に反対している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ウッド氏は、「規制当局や政府の大きな選択肢だ。東海岸を観光地域として開発していくのか、それとも再び昔のように水産養殖対観光の争いを繰り返すのかだ」と語っている。

 ウッド氏のチップ工場跡地の観光開発認可申請は2017年1月に地元議会で審議される。ウッド氏はなるべく早く工事を始めたい意向で、2017年末には最初の客が訪れる予定としている。

 ウッド氏は5年前にガンズ社跡地を購入、プロジェクト全体で2,500万ドルの予算を建てている。建築士のレイチェル・ニーソン氏は、「私達が狙いとしているのはこの場所の力強さそのものだ。だから、できるだけそのまま残すつもりにしている。跡地を人の集まり土地として安全に保つことと埃をはらうことだ」と語っている。

 しかし、ウッド氏は、敷地の岬のあたりから28個のサケ養殖網を設置することは観光開発に大きな影響がある。まず、水質汚染がある。騒音もひどいだろう。何よりも養殖施設が眼に入ることが大きい。しかも、その陸地には何らかの加工施設を計画しているらしい」と語っている。

 養殖場の陸上施設はすでに議会を通過しており、計画委員会が審査している。
■ソース
‘I’ll be the neighbour from hell’: Tasmania’s East Coast must choose between salmon farming and tourism, Graeme Wood says

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