WA州ゴールドフィールズ地方のウラン開発に認可

州中央部トロ・エナジー社のウィルナ鉱山計画

 WA州の自由党政府がウラニウム鉱山開発凍結を解除して以来初めて、WA州のウラニウム鉱山開発が具体的な日程に上り始めている。

 州政府のアルバート・ジェイコブ環境相は、北部ゴールドフィールズ地方のウィルナでのウラン鉱山開発計画を認可した。ただし、鉱山所有者のトロ・エナジー社は、連邦政府のジョシュ・フライデンバーグ環境相の認可も必要としている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ジェイコブ大臣は、カルグーリ・ボウルダーから240km東北東のヴィミー・リソーシーズ社のマルガ・ロック鉱山開発計画も認可しており、今回の認可は2か所めで稼働を始めれば、ウィルナは170人、マルガ・ロックは315人の雇用が見込まれている。

 2017年3月選挙を前にウラン鉱山開発計画認可申請が相次いでおり、カナダの大手企業カメコ社がウィルナに隣接するイーリリー鉱山開発計画を出した。この地域のウラン埋蔵量はWA州最大と見込まれているが、地下帯水層にムカシエビ目の生物が棲んでいることから申請は却下されている。

 2008年に自由党政権がウラン鉱山開発禁止を覆して以来、まだ1ポンドのイエローケーキも生産されていない。また、労働党はウラン核燃料の採掘と輸出には反対しているが、マーク・マクガワン労働党党首は、「既に認可されている分についてはソブリン・リスクもあり、これを停止するつもりはない」と述べている。

 WA州でのウラン鉱山開発計画は進んでいるが、現実には2011年の日本の福島第一原発事故以来ウラン価格が低迷しており、産業革新科学省の発表した資源エネルギー・クオータリーでは国内ウラン生産量は今年度中に6.8%減の7,141トンになると推定している。ただし、2018年度には7,850トンに回復する見通しになっている。
■ソース
Toro Energy’s Wiluna uranium mine in Goldfields gets green light from WA Government

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