VIC州アルトナのトヨタ工場、2017年10月で閉鎖

2,500人が失業に、ホールデンも同時期に生産終了

 1月31日、トヨタ自工は、2017年10月をもって、VIC州メルボルン市の西、アルトナにある同社工場を閉鎖すると発表した。この工場閉鎖で2,500人余が失業するが、閉鎖は何年か前から決まっており、トニー・アボット前政権が自動車産業への援助金を廃止した時に閉鎖が確定した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 トヨタ自工のオーストラリアでの車両生産は1963年に始まり、3年前には2017年に生産終了することを明らかにしていたが、いつになるかは発表していなかった。

 その3年前、同社は、豪ドルが高いこと、生産コストが高いこと、規模の経済が見込めないことなどを生産停止の理由としていた。

 閉鎖後は社員を4,000人から1,300人に減らし、事務職社員の大部分を都市部に移すとしている。生産停止の日程として、8月にオウリオン、9月にカムリ・ハイブリッド、10月にカムリ・ペトロール車となっている。

 また、トヨタ・オーストラリア社のデーブ・バトナー社長は、「社員には将来の計画について支援する。50年にわたる生産実績を非常に誇りに思う。社員は最高品質の製品を作ることに献身しており、最終生産車両が世界一の車両になるよう努力を続けている」と述べている。

 オーストラリア製造労働組合(AMWU)のデーブ・スミス氏は、「今回の発表は多くの社員にとって将来がはっきりしたことでもあり、むしろ安心をもたらしている。社員はこれから最終日に向けて計画を建てることができる」と語っている。しかしとして、「失職する2,700人が、自動車産業全体で働いている労働者4万人と労働市場を競うことは難しいだろう。トヨタ社だけではない。部品メーカーその他の関連企業から労働者が新しい仕事を求めて市場に入ってくる」と語っている。

 フォード社は3か月ほど前に生産を停止し、ホールデン社もSAアデレードのエリザベス組み立て工場の生産を10月に停止する。
■ソース
More than 2,500 jobs to go as Toyota announces end to Altona production

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