連邦労働党、インド系企業炭鉱開発支持撤回か

アダニ社のガリリー炭田カーマイケル炭鉱に逆風
 インドのアダニ社がガリリー炭田に計画しているカーマイケル炭鉱開発は環境問題の他、実質的な政府援助や利益の海外移転という問題で批判が相次いでいた。

 QLD州の労働党政府は同炭鉱開発を支持しており、連邦労働党も4月初めにはビル・ショーテン党首が支持を表明していた。しかし、4月30日には連邦労働党のマーク・バトラー影のエネルギー・環境大臣が、「同炭鉱の開発は他の炭鉱地域に悪影響があるかも知れない」として、同炭鉱開発の支持を撤回する意図を示している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 バトラー議員は、「同炭鉱の開発は他の地域の石炭生産を圧迫し、QLD州内の他の炭鉱が縮小して解雇者が出るか、ハンター・バレーの炭鉱で解雇者が出るかするだけだろう」と語っている。

 カーマイケルは開発段階が終われば国内最大の炭鉱になると予想されており、連邦の保守連合政権とQLD州政府が、「何百人もの雇用が創出される」と支持を続けていた。

 連邦政府は、マット・キャナバン資源相が、「野党労働党はQLD州の雇用より都市有権者に迎合することしか知らない。連邦労働党は、地元雇用拡大を望むQLD州労働党、労組、先住民族団体、地域社会とも対立している。保守連合政権は資源産業と同産業に従事する何万人もの雇用を支持している」と語っている。

 先週、ウェストパック銀行が気候変動政策を発表、同銀行は今後高品質石炭開発しか支持しない意図を明らかにしている。
■ソース
Federal Labor backtracking on support of Adani’s planned Carmichael coal mine

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