オーストラリア産オレンジ、海外で大人気

国内産ジュースは主力が輸入オレンジに

 オーストラリア国内でジュース原料になる規格外品オレンジが海外で需要が伸びており、逆に国内産のジュースの原料を輸入に頼るようになってきている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 海外のバイヤーが規格外品オレンジを大量に買い占めており、一部のメーカーはジュース容器のラベルに輸入果実を原料にしていると明記する状況になっている。

 SA州リバーランドの柑橘農家、ベン・カント氏は、「オレンジの下級品はジュースになるのだが、海外のバイヤーが高値を提示している。海外の需要が膨れあがっているため、国内ではジュース原料にされるクラス3の果実がそのまま買い取られている。これまで下級品は供給過剰が続いており、ジュース・メーカーはキロ15セントから20セントで買えると考えていたところ、果樹園では海外に輸出した方が儲かることが分かった。そのためにジュースにする原料が枯渇してしまっている」と語っている。

 また、国内消費のパターンにも問題があり、「柑橘類の取り入れは冬だが、オレンジ・ジュースが消費されるのは夏だ。ジュース・メーカーが正直に輸入原料に頼っていることをラベルに表示するのはいいことだ。小売り部門でもそれくらいの正直さが必要だと思う」と語っている。

 一方、原料の果実が豊富に出回っている時に搾り、滅菌した上で冷凍または冷蔵するメーカーもあり、1年ほど保存が利くと語っている。

 この輸出市場については、業界団体のシトラス・オーストラリアでは、「これまで輸出市場に影もなかったカナダやフィリピンから買い付けが来ている」と語っている。

 カント氏は、「柑橘栽培農家はこの数年好調にやっている。今年は3年連続で輸出記録を更新することになると思う。昨年には3億3,500万ドルの輸出額があった」と語っている。
■ソース
Overseas oranges going into Australian juice amid shortages due to strong exports

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