WA州のピンク・レークが中国人観光客の目的地に

ひと味違う風景を求めてソーシャル・ネットに投稿

 ABC放送(電子版)は、新しく豊かになってきた中国人観光客が誰でも行く有名な観光地を避け、余り知られていない珍しい風景を求めて新しい観光目的地を目指していると伝えている。

 ABC放送は、その一つとしてWA州中部ジェラルドトンの北方にあるピンク・レークを紹介している。この湖は長い州によって海から隔てられているハット・ラグーンで、水は赤みがかったピンク一色。

 シドニーやグレート・バリア・リーフなどポピュラーな観光地を避け、他の人が行かないような土地に行くことが豊かになった中国人のステータス・シンボルになっている。

 ジェラルドトン・エア・チャーターのウェンディ・マン氏は、2014年に中国人を雇い、中国語ソーシャル・メディアのウェイボやウェチャットで中国人観光客を対象にマーケティングを始めた。中国政府の定めた基準を満たすサービスのためのチャイナ・レディ・プログラムを修了したビジネスはWA州では2社めだという。その年12か月にチャーター飛行で乗せた中国人観光客は16人に過ぎなかったが、2017年には過去3週間だけで500人にもなる。

 彼女は、「中国人観光客はピンク・レークに感嘆する。写真に撮り、大勢の観光客とは違った目をひく風景をソーシャル・ネットに投稿することがステータス・シンボルになっている。ピンク・レークの上に差し掛かると乗客が、おおと声を挙げる」と語っており、今では中国生まれでオーストラリアの航空免許を取ったパイロットや通訳も雇っている。

 中国系の経済開発担当者は、「中国人観光客は金はあるが時間がない。しかも、WA州では夕日が海に沈む風景は当たり前のことだが、中国人にとっては特別な風景だし、天の川もオーストラリアでは自分の庭で見ることができるが、中国ではなかなか見られない。しかも、オーストラリアの風景をソーシャル・メディアに載せ、友人に見せびらかすことが、観光するのと同じくらい重要になっている」と語っている。

 ツーリズム・ジェラルドトンのスコット・コガー会長は、「鉱業部門が衰退し始めている今、業者は何ができるかを模索しており、観光はその一つとして重要性を増している」と語っている。
■ソース
Pink lake lures Chinese tourists, boosting economic growth for WA regional town

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る