テルストラ社、低速NBNインターネット接続に賠償

42,000件の契約で広告の通信速度を守れず

 テルストラ社は、全国ブロードバンド・ネットワーク(NBN)を使ったインターネット接続契約で広告に表示した通信速度に達しなかったことを認め、誇大広告を禁じる消費者保護法違反があったとして、42,000件の契約者に賠償することを提示した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 過去2年間、テルストラ社は、NBNを使ったインターネット接続で最高ダウンロード速度を100メガビット/秒(Mbps)、最高アップロード速度を40Mbpsが可能と広告に表示していた。全豪競争消費者委員会(ACCC)は、このテルストラ社の広告の内容を調査し、「大勢の契約者が、この広告通りの料金を支払いながら広告の速度を享受することができなかった。契約者の側のノードまで光ファイバー(FTTN)という条件と建物まで光ファイバー(FTTB)という現実のインターネット接続条件ではこの広告の最高速度は達成不可能。」と結論を出した。

 また、「さらに悪いことには、このプランを選んだ契約者の多くが一つ下のプランの最高速度さえ享受することができなかった。100/40MbpsプランのFTTN契約者の56%(26,497件)がその速度を利用することができなかったばかりか、同じプランの9,606件の契約者はその半分の速度も利用することができなかった。また、50/20MbpsプランのFTTN契約者も45%がその契約速度を利用することができなかった。

 テルストラ社は契約者の賠償する他、契約者のインターネット・プラン変更を認めるか、違約金なしに契約を解除することも認めるとしている。

 ACCCは、「テルストラ社が自主的にこの問題の解決策をACCCに伝えてきたことを喜ばしく思う。しかし、この問題はテルストラ社だけの問題ではなく、業界全体で起きている問題であり、契約者は契約料金に見合わない低速通信を強いられている。今後他のプロバイダーも調査し、必要とあれば強制力を持った措置を取る」と述べている。

 さらに、現実に達成不可能な速度を広告表示している場合と、技術的には達成可能だが、プロバイダーが十分な通信容量をNBN社から購入していないために通信のピーク時などに通信速度が下がる場合があり、ACCCでは、「プロバイダーは、ピーク時の午後7時から午後11時までの時間帯の一般的な通信速度を広告するよう」要求した。
■ソース
Telstra to compensate 42,000 customers for slow NBN speeds

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