児童用エピペン品切れ、期限切れ製品や大人用を

アナフィラキシー発作の救急薬に緊急処置

 激しいアレルギー反応の一つ、アナフィラキシーが起きると処置の早さが生死を分けることになる。そのため、致命的なタイプのアレルギーを持ち、アナフィラキシーのリスクのある人はエピペンというアドレナリン自己注射器を常時所持することになる。

 しかし、オーストラリア国内で児童用エピペンが品薄になっており、医療専門家は緊急措置として有効期限の切れたエピペンや大人用用量のエピペンを使うよう勧めている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 アナフィラキシー発作による死や脳損傷を防ぐためのエピペン・ジュニアと呼ばれる製品が短期的ながら品切れの事態も起きており、そのため、常備しているエピペンの期限が過ぎてもしばらく新しい製品が手に入らない。国内エピペン流通元になっているMylan Australia社は、「海外メーカーからの供給が遅れているために国内で品不足が起きている。そのため、同社では一部の患者には無料のエピペンJrを提供している。ただし、その製品は11月30日で有効期限が切れる。

 薬剤師は、エピペンの有効期限が切れても薬液の色が変わっていなければまだ使えるから捨てないでとっておくようにと呼びかけている。また、あちこちの薬局でエピペンJrの品切れが起きていることを認めた。

 マードック・インスティチュートの児童アレルギー専門家、ケイティー・アレン教授は、「有効期限があるのは、それ以降アドレナリンの効力が徐々に薄れていくからであり、メーカーでは責任問題を考慮して効力が薄れ始めるより前に有効期限を定めている。だから、表示の有効期限が切れても、数週間はまだ効力が十分にあるものだ」と語っている。

 また、「体重が20kg以上の児童は大人用の300mgのエピペンを使うことができる。全豪臨床免疫アレルギー学会では、体重が20kgになれば大人用を使うよう勧めているくらいだ。他にもエピペンに代わる製品があるから、医師と相談することを勧める」と語っている。

 エピペンJrの入荷は11月中旬から下旬頃になる予定と伝えられている。
■ソース
EpiPen shortage leading pharmacists to recommend out-of-date product for patients with anaphylaxis risk

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