民間医療保険保険料、賃金の2倍で上昇

昇給足踏みの一般国民からますます遠のく

 民間医療保険に加入している世帯は、今年1年で$150ほどの保険料増額になる。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2018年4月より保険料が平均3.95%引き上げられる。単身加入者の場合は$73の増額、家族の場合$143程度の増額となる。これについて、保守連合政権のグレッグ・ハント保健相は、「過去20年近い期間でもっとも上昇率が低い年だ」と語っており、2017年の保険料上昇率は4.84%だった。

 この額は単身加入者の場合、週$1.40の増額、家族の場合、週$2.75の増額に相当する。

 ハント大臣は、「タンブル政府の保険改革で民間医療保険のプレッシャーを取り除いたことで保険料上昇率を低く抑えることができた」と語っているが、2017年の賃金上昇率とインフレ率は2%前後であり、年4%近い保険料上昇率は平均的な賃金上昇率の約2倍で、労働者世帯の生計費上昇にのしかかることになる。

 価格比較ウエブサイト、finder.com.auの保険専門家、ソフィー・ウォルシュ氏は、「人生で確実なものは死と税だけではなくなった。医療保険保険料も加わった。保険会社が年間保険料を賃金上昇率の2倍の勢いで引き上げていく現状では、各保険会社の商品内容をよく点検し、自分に必要のない保険項目に保険料を払うことのないよう、もっとも自分に適した保険を物色することがこれまでに増して大切になっている」と語っている。

 保険会社側は、「この保険料上昇は、国民高齢化、慢性病増加、医療技術の値上がりに加え、被保険者が治療を受けに行く頻度が増えているために起きたこと」と語っている。また、「国民はこれからますます老後のヘルスケアも自分で負担しなければならなくなってきている」と警告している。
■ソース
Health insurance premiums to rise by twice as much as wages

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