「リース契約の条項で女性の理髪はできない」に苦情

一転してショッピング・センター条項書換承諾

 ブリスベンのショッピング・センターの理髪店に行きつけの女性が突然「女性は入れない」と断られた。女性は「差別禁止委員会」に訴え、メディアにも取り上げられた。

 理髪店店長のジェームズ・オブライエンさんは、「他のチェーン店では差別はしていないが、ここではショッピング・センター内にいくつか美容室があり、店舗リース契約で女性の髪は扱わないという条項が入れられた。私達は差別したくないが、女性の髪を刈ればリース契約を打ち切られる」と訴え、メディアで報道された。

 その結果、一夜でショッピング・センターが問題の条項の削除に応じ、一件落着したが、投げかけた波紋は大きい。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ビビアン・ヒューストンさんは、ブリスベン市インナー・ウェスト地域のギャップ・ビレッジ・ショッピング・センターにあるジミー・ロッズ・バーバー・ショップには2年程前から通っているという。ところが最近になって突然「女性の髪は刈れない」といわれて、一瞬「冗談?」と思ったと語っている。

 QLD州市民自由会議のマイケル・コープ議長は、「2018年にそのような差別があると知って驚いている。ヒューストンさんが差別禁止委員会に訴えたことは正しい」と語っている。

 2月19日には、オブライエンさんは書類弁護士に依頼してショッピング・センターの弁護士に連絡し、契約条項の変更を交渉、相手も了承したという。

 オブライエンさんは、「これで誰でも私の店に来て男性の髪型にすることができる」と喜んでいる。

 また、ヒューストンさんも、「私も初めからそうなることを望んでやって来た。個人的には公にして目立ちたくはなかったし、静かに是正されるならその方が良かったのだが公に発言することでこういう差別があるということを誰もが気づき、それを是正しなければならないということが知られるようになったことは喜ばしいことだ」と語っている。

 理容美容業協会のサンドラ・キャンピテリCEOは、「性別を理由にする競争抑制条項があるとはどうかしている。もしそういうことがあるなら、ショッピング・センターはすべて条項を取り消すよう求めたい」と語っている。

 ABC放送は、「性による差別は禁止されているが、クラブや乗り物、宿泊、旅行、ジムなど業種によっては利用者の安心、安全、福利を理由に女性専用、男性専用とすることは申請により許可が得られる」と結んでいる。
■ソース
Brisbane barbershop cuts new lease deal minus clause forbidding female clients

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