キャンベラ首相官邸に最速ブロードバンド接続

周辺区画には旧来の鈍足ブロードバンドのみ

 キャンベラの連邦首相官邸、ザ・ロッジやその並びの区画にNBNのブロードバンドの中でも最速の新技術、FTTC接続工事が行われることになった。ただし、周辺区域は旧技術のFTTN技術のブロードバンド・ケーブルが敷設されるため、将来的にもブロードバンドの最速接続は望めない。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2月26日の連邦議会上院予算委員会で明らかにされたもので、2018年7月から9月の間にロッジにFTTCブロードバンドが敷設される。また、NBNは一部のFTTN、ケーブル敷設地域をFTTCで置き換えており、75%のFTTNはFTTCを得られないためNBNの提供する最速アクセスもできない。

 FTTCはユーザーの敷地の前まで光ファイバー・ケーブルが敷設されるため、まばらに設置されるケーブル・ノードからユーザーの敷地までは銅線で接続というFTTNに比べると高い通信速度が可能になる。

 NBNの広報担当者の発表によると、FTTNかFTTCという決定は、コスト、地形、既存インフラ、人員・資源、計画官庁や規制などの理由で行われる。

 2017年11月の上院予算委員会で、NBN社のビル・モロウCEOは、FTTC技術で敷設されているリズモアを例に取り、「FTTN敷設コストを考えると、人口稠密地と過疎地ではノードまでのコストは同じだが、そのコストを少数のユーザーで負担しなければならないため、1戸あたりの敷設コストは当然ながら高くなる。また、FTTCはFTTNよりも敷設コストが高いが、リズモアの場合、他に何か理由があり、FTTN敷設をやめてFTTC敷設に切り替えたのだろう」と語っている。

 NBN社は、FTTCを希望するユーザーにはFTTCへの切り替えも行っているが、敷設コスト増はユーザーが負担しなければならないと証言している。

 連邦政府は、政府出資のNBN社が2020年を過ぎてブロードバンド全国敷設が完成した後、政府投資分への配当を納税者に還元することを求めている。
■ソース
NBN on its way to The Lodge but Malcolm Turnbull’s neighbours aren’t so lucky

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