VIC州の町の郵便ポスト、半年間取集せず

集配業務下請け業者変更で指示漏れか

 VIC州北東部の山間の町、ビーチワースには3,859人の人口に対して郵便ポストが2つしかない。しかも、そのうちの一つが半年近く、オーストラリア郵便からも下請けの集配業者からも忘れ去られ、ある日、住民が投函口まで郵便物でびっしり詰まっているのに気づいて郵便局に通報して初めてその存在が知られることになった。

 町の住人、ジョアンとミックのウェストラさん夫妻は町で鉛管工事資材販売店を経営しているが、顧客の支払いが滞っており、結婚式のRSVPカードが不着になり、息子の電話も行方不明になっていた。近所の人達もクリスマス・カード、バースデー・カードから銀行小切手まで不着のままになっていることを不審に思い始めていた。

 3月初め、ミックさんが店先から10mほどのところにある郵便ポストに書類を投函しに行ったところ、封筒が投函口に入らなかった。店に戻り、ジョアンさんと話していて突然ひらめいたという。郵便ポストは投函口まで投函された郵便物が取集されないままぎっしりと詰まっていた。

 そこで帳簿を調べ、未払いの客に連絡したところ、いずれも請求書を受け取っていないと答えている。

 ポストに貼られた案内には10月から取集時刻が変更になるとあったが、その日以降まったく取集が行われていなかったことが明らかになった。

 オーストラリア郵便に連絡し、郵便局員が直接取集に来て、驚いたことに郵便局の箱2箱分の郵便物が出てきた。ウェストラさんのビジネスは200通を超える請求書が客に渡っておらず、さらに19歳の息子は手に入らなかった携帯電話に対して$900の請求書が山積みになっており、しかも電話会社は19歳の男性の話を信じようとしなかったと語っている。

賠償要求に対して、オーストラリア郵便は$50のメール・オーダー・バウチャーと$200分の郵便切手を送ってきただけだと伝えている。

 オーストラリア郵便の対応に不満ながらも、ウェストラさんは、「ビジネスはお年寄りも多く、電子ファイルの請求書よりも印刷物の請求書でないと安心できない人もいるので郵便に頼るしかない」と語っている。
■ソース
Forgotten Beechworth post box goes unemptied for six months

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